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為替モーニング東京市場2024年7月8日

2024年07月08日
(コラム執筆時間:08時26分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円160.00~161.50
ユーロ円173.30~174.80
ユーロドル1.0730~1.0880
豪ドル円107.50~109.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

注目された6月米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比+20.6万人と市場予想の+19万人を上回り、一時ドル買い戻しが優勢となったが、前月数値が大幅に下方修正され、失業率も2021年11月以来の高さまで上昇したことから、米金融当局は今後数カ月以内に利下げを開始するとの観測を強めている。ただ米10年債利回りが4%台で推移している以上、過度なドル安局面は描きづらい外部環境にある。そんな中、今週はインフレ動向に関連する米6月消費者物価指数が発表されるが、前年比で3カ月連続の伸び鈍化が見通されており、少なからずともFRBの利下げ回数に影響を及ぼす可能性がある。相対的にドルロングの清算局面が近づいており、一旦ドルロングを手仕舞うことも一考であろう。

一方、ドル円は161円割れになるなど、円売り志向は一服しているが、依然として日米金利差が即座に縮小する気配がないだけに、拙速的な下値トライは自重局面にある。ただ今週はパウエルFRB議長が金融政策報告に関する議会証言を行うが、ここ最近の米経済指標の弱さを如何に判断するかも注目されており、安易にどちらにもポジションを傾けづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円160.00~161.50円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.08台を回復しており、底堅い展開ではあるが、米ドル主導の展開に変化はない。また未だに政局不安など様々な難題を抱えており、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0730~1.0880を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、160円前後から押し目買いと共に、161円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば割れから押し目買いと共に、1.08台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強めており、輸出企業はドル円161円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は160円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からのナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円160円割れではロング、162円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は173円半ば割れから押し目買いと共に、175円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は107円台半ば前後から押し目買いと共に、109円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円159.50162.00
ユーロ円172.80175.30
ユーロドル1.06801.0930
豪ドル円107.00109.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円159.50162.00
ユーロ円172.80175.30
ユーロドル1.06801.0930
豪ドル円107.00109.50
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆160.50(SL161.50買い)
ユーロ円ショート50,000☆174.00(SL174.80買い)
豪ドル円ショート50,000☆108.20(SL109.00買い)
2024年7月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円-¥110,000
ユーロドル+¥78,300(+$450)
豪ドル円-¥70,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000161.80(SL162.30買い)
ドル円買い50,000160.10
ユーロ円売り50,000174.80(SL175.30買い)
ユーロ円買い50,000173.50
ユーロドル売り50,0001.0870(SL1.0920買い)
ユーロドル買い50,0001.0730(SL1.0680売り)
豪ドル円売り50,000108.80(SL109.30買い)
豪ドル円買い50,000107.50
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000161.50(SL162.00買い)
ドル円買い50,000160.10
ユーロ円売り50,000174.80(SL175.30買い)
ユーロ円買い50,000173.50
ユーロドル売り50,0001.0880(SL1.0930買い)
ユーロドル買い50,0001.0740(SL1.0690売り)
豪ドル円売り50,000109.00(SL109.50買い)
豪ドル円買い50,000107.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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