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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2022年7月25日(月)]

2022年07月25日

想定した通り、先週は“ポジション調整”が先行しました。
しかし“下値は浅い”との想定に反して、下げ幅は“比較的大きめ”となりました。
「欧景気後退懸念」に続いて、「米景気後退懸念」まで台頭したからです。

先週末発表の米サービス業PMIは、“25ヶ月ぶりの50割れ(47.0)”へと急低下しました。
これが「2四半期連続の米マイナス成長(いわゆるリセッション)」への可能性を意識させ、米10年債利回りは“2.732%”へと急低下する場面を見せたからです。
これに引っ張られたドル円は、“137円”“136円”を相次いで割り込むと“135.564円(8日以来)”へと下値を拡大しています。
いわゆる“リスク回避→円買い”が進行したからですが、その裏では“リスク回避→ドル買い”も並行して進行しています。
このため“下値の堅さ”がなくなったわけではなく、その後は緩やかに値を戻しながら、先週末の取引を終えています。

こうした中で今週最大の注目といえば、やはり「FOMC(26-27日)」ということになります。
一時は“1.00%利上げ”が取り沙汰されましたが、ウォラーFRBの理事/ブラード・セントルイス連銀総裁が否定的なコメントを述べたことで、現在は“0.75%利上げ”が既定路線になりつつあります。
このため“金利選好→ドル買い”は後退しやすく、冒頭で記したように“ポジション調整”が先行しやすくなっているのは否めないところです。

ただし「日米金利格差」は如何ともしがたいものがあり、「主要国で唯一、日銀のみが緩和方向をコミット」という立ち位置の違いは鮮明といわざるを得ません。
こうした状況下で“ビッグイベント前”というスケジュール感を考えれば、“新規のポジション構築”は手控えられやすいと見るのが自然です。
つまり積み上がった“ドル買い”を調整する反面、それを押し止める“ドル買い”は入りづらい…。
それでいて安値は“135円台”ということを踏まえれば、筆者の想定以上に突っ込んだ格好ではあるものの、“下値が堅い”と見ることは十分に可能…?

“上値の重さ”が前面に押し出されやすい状況ではありますが、「“ポジション調整”の域を出ない」を基本としながら、今週最大のイベントに臨みたいところです。

《12:15》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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