新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【経済改革を目指すトルコ】
16日にエルドアン大統領は中期的な経済プログラム強化に向けてのプロセスを進めることを表明した。公共部門の支出削減、投資の優先、構造改革などを優先し、経済チームが準備しており近いうちに公表される予定になっている。
今年のトルコ経済は成長率が4%に近づくと予想され、これは輸出の好影響が出ているためとされている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは32.2013~32.6135で0.12%の下落となったが32.30付近がサポートとなり32.30~32.70のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.625~4.757円のレンジで0.62%の上昇となった。4.76円付近がレジスタンスになっているが4.6円付近もサポートとなりレンジが続いている。4.76円を抜ければ4.8円付近への上昇を予想する。
【南アフリカのインフレ率は低下】
17日発表の3月のCPIは前月比0.8%上昇と2月の1%から低下、前年比5.3%と2月の5.6%から低下し予想の5.4%も下回った。市場ではインフレ率の低下を受けてランドは上昇したが、中銀がこのインフレ率を受けて利下げを開始するという予想は出ていない。南アフリカ中銀はインフレ率が中銀目標の中間値である4.5%になるのは25年末になるという予想を示している。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.7860~19.3785のレンジで1.3%の上昇となった。ドルランドは18.40~19.40のレンジが続いている、短期的には18.80付近がサポートとなり18.80~19.30のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.938~8.182円のレンジで0.06%の下落となった。19日に一時7.938円まで下落したが地政学的リスクが沈静化して8.1円台に反発している。8円付近が短期的なサポートとなり8~8.2円のレンジを予想する。
【メキシコ、中国に対し優遇策停止】
ロイターの報道によると、メキシコ政府が中国のEV大手BYD幹部と会談して公有地の低価格での払い下げや減税措置などメキシコへの進出に対する優遇策を凍結したと報じられた。
バイデン政権はメキシコ経由で米国に輸出される中国メーカーの自動車に対して懸念しており、今回の措置は米国によるメキシコへの圧力ではないかとみられている。今後メキシコへの中国企業進出が抑えられる可能性もあり、そうなるとメキシコ経済にもマイナスの影響を与える可能性もある。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.5315~17.7914のレンジで2.53%の上昇となった。ドルペソは16.25ペソで一旦底打ちしドル高ペソ安が続いている。19日は地政学的リスクで一時17.7914まで上昇したが、ここは行き過ぎであっさりと下落した。16.80ペソ付近がサポートとなり16.80~17.20のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.581~9.31円のレンジで1.32%の下落となった。19日には一時8.581円まで下落したが、これは地政学的リスクによる円高の流れで過剰な動きだったとみられる。9円付近がサポートとなり9~9.2円のレンジを予想する。
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