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為替イブニング海外市場2024年10月8日

2024年10月08日
(コラム執筆時間:19時11分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円146.50~148.80
ユーロ円161.30~163.30
ユーロドル1.0900~1.1050
豪ドル円98.50~100.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債券利回り上昇を受けて昨日のNYダウが反落したこともあり、東京株式市場でも円高の流れを介して、日経平均株価が前日比395円安と下落基調を強めている。相対的にはインフレ動向を鑑み、日米金利の先行き不透明感を踏まえて、ポジション調整主導の展開を強いられている。このため基本的には米金利の動向次第であろうが、流石に米10年債利回りが4%台に達すると利益確定買いに圧される可能性が高く、また中国が景気対策強化のために保有する米国債の売却に走っているとの見方も少なくないだけに、過度なドル高局面は描きづらい外部環境にある。いずれにしても中東情勢の深刻化、ウクライナの地政学的リスクに対する警戒感、そして中国離れが進行中にもかかわらず、不可思議な株価の急騰もあって、安易にポジションを取り切れない外部環境にある。米債券利回り上昇がドル買いに波及するかも懐疑的であり、ありとあらゆる不確実性が顕在していることを踏まえれば、基本的には相場が大きく動意づくまではじっくり待機策で対応するのが得策であろう。

一方、ドル円は、米債券利回り動向に振られた側面が強いが、既にドルロングの積み上がりもあり、拙速的な上値トライは慎重になっている。そして過度な円安局面が株価に反映するかも懐疑的になっており、むしろ150円台の円安は日本経済にとってダメージとの見解も少なくない。引き続き戻り売りを優先すると共に、レンジ幅ドル円146.50~148.80を重視し、同レベル前後からのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、特筆すべき買い材料のない中、割安感も手伝って底堅い展開ではあるが、さらに買い上がる材料がないだけに、再び押し戻される公算が高い。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0900~1.1050まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、146円台半ば前後から押し目買いと共に、149円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.09前後から押し目買いと共に、1.10台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は米債券利回り動向を注視しながら、現状ではドル円149円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、147円割れを視野に、146円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.09前後から押し目買いと共に、1.10台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円147円割れではロング、149円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は161円台半ば前後から押し目買いと共に、163円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は98円台半ば前後から押し目買いと共に、100円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円145.80149.50.
ユーロ円161.00164.00
ユーロドル1.08501.1100
豪ドル円97.80101.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円145.80149.50.
ユーロ円161.00164.00
ユーロドル1.08501.1100
豪ドル円97.80101.30
現在のポジション
ユーロ円ロング50,000☆162.00(SL161.30売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.0900売り)
2024年10月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥80,000
ユーロ円+¥55,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000149.00(SL149.70買い)
ドル円買い50,000147.00(SL146.30売り)
ユーロ円売り50,000164.00(SL164.70買い)
ユーロ円買い50,000☆162.00(SL161.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1100
ユーロドル買い50,0001.0910(SL1.0850売り)
豪ドル円売り50,000101.00(SL101.70買い)
豪ドル円買い50,00099.00(SL98.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000148.80(SL149.50買い)
ドル円買い50,000146.50(SL145.90売り)
ユーロ円売り50,000163.00
ユーロ円買い50,000161.30(SL160.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1050
ユーロドル買い50,0001.0900(SL1.0850売り)
豪ドル円売り50,000100.50(SL101.10買い)
豪ドル円買い50,00098.50(SL97.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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