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為替モーニング東京市場2024年10月24日

2024年10月24日
(コラム執筆時間:09時14分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円151.50~153.50
ユーロ円163.50~165.50
ユーロドル1.0750~1.0900
豪ドル円100.50~102.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国債利回りが上昇する中、米株式市場では史上最高値への警戒感も強く、NYダウ平均は3日続落している。9月にFRBが0.50%の大幅利下げを実施したにもかかわらず、堅調な経済指標の下支えもあるが、ハリケーン襲来などの財政出動による財政赤字への懸念、そして中国が景気対策資金として保有する米国債の売却を急いでいる側面も重なり、想定上に米債券利回り上昇を招いているとの観測もある。そんな中、昨日発表された米地区連銀報告(ベージュブック)においては、ほぼすべての地区で経済活動にほとんど変化はなく、大半の地区で物価は小幅または緩やかな上昇となっており、雇用情勢も安定的と、相対的に楽観論が先行しており、ドルを買い戻す動きは健在といえる。一方、植田日銀総裁が金利正常化は始まったばかりであり、米国経済動向を睨みながら、改めて追加利上げを急がない姿勢を示している。いずれしても日米の選挙や世界的な地政学的リスクなど不確実性があるだけに、相対的に焦点が絞りにくい相場環境にあり、株高並びに米ドル高に対する警戒感もあることを踏まえれば、一旦清算局面入りと見なした方が得策であろう。

一方、ドル円は、米債券利回り上昇を踏まえて底堅い展開は否めないが、153円台半ば前後からは実需や利益確定売りが随所に散見されており、また154円台以上では政府日銀による介入操作も意識されているだけに、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円151.50~153.50円を重視し、少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ECBの利下げ観測が先行しており、依然として戻り売りが優勢になっている。ただ1.07台半ば前後では利益確定買いが散見されており、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、151円台半ば前後から押し目買いと共に、153円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は153円前後から売りを随時実施しており、現状では153円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、151円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中で調整色を強めているが、引き続き戻り売りを優先している。現状ではユーロドル1.09前後からナンピン売りと共に、1.07台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円151円台半ば前後ではロング、153円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円台半ば前後から押し目買いと共に、165円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円台半ば前後から押し目買いと共に、102円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円150.80154.20
ユーロ円162.80166.10
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円100.00102.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円150.80154.20
ユーロ円162.80166.10
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円100.00102.80
現在のポジション
ユーロドルロング50,000☆1.0830(SL1.0750売り)
豪ドル円ショート100,000☆101.50(SL102.50買い)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000★▼150.50(SL151.80買い)-¥65,000
ユーロ円ショート50,000★▼163.50(SL164.00買い)-¥25,000
豪ドル円ショート50,000★▼101.00(SL101.50買い)-¥25,000
2024年10月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥170,000-¥90,000
ユーロ円+¥55,000-¥50,000
ユーロドル-¥181,200(-$1,100)
豪ドル円+¥15,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★▼151.80(SL152.30買い)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★▼164.00(SL164.50買い)-¥25,000
豪ドル円売り50,000☆101.50(SL102.00買い)
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000153.50(SL154.20買い)
ドル円買い50,000151.00(SL150.30売り)
ユーロ円売り50,000165.50(SL166.10買い)
ユーロ円買い50,000163.00(SL162.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,000102.50(SL103.10買い)
豪ドル円買い50,000100.50
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000153.50(SL154.20買い)
ドル円買い50,000151.50(SL150.80売り)
ユーロ円売り50,000165.50(SL166.10買い)
ユーロ円買い50,000163.50(SL162.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,000102.30(SL102.80買い)
豪ドル円買い50,000100.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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