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為替イブニング海外市場2024年10月24日

2024年10月24日
(コラム執筆時間:19時10分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円151.00~153.00
ユーロ円163.00~165.00
ユーロドル1.0750~1.0900
豪ドル円100.30~102.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

自公が過半数割れになる可能性もあり、市場は衆議院選挙を前に緊張感を強めている。ただNYダウの流れを引き継いで日経平均株価は軟調に推移すると思われたが、辛うじて前日比38円高と持ち直しており、調整主導の展開を強いられている。自公の過半数割れともなれば、相対的に株式市場は利益確定売りに圧されて下落基調を強め、またドル円相場も円高に傾斜するとの見方が市場のコンセンサスではあるが、日米の金融政策が緩やかなペースの利上げと利下げであり、また米債券利回りが4%台で推移している以上、加速的な円高は望みにくいのが現状であろう。引き続き直近のレンジ幅を重視し、少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

一方、ドル円は、米債券利回りの低下も手伝い、ドルロングを手仕舞う動きが優先されている。ただ一時は152円割れまで下落したものの、依然として米金利の優位性を背景に拙速的な下値トライには至っていない。反面、153円台半ば以上では実需も含め、日銀の円買い介入に対する警戒感もあり、相対的にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円151.00~153.00円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ECBの利下げ観測を踏まえて戻りの鈍い展開を強いられているが、相対的にドルロングの積み上がりが嫌気されており、加速的な下落局面は描きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、151円前後から押し目買いと共に、153円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円153円台半ば前後を視野に、現状では153円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も今朝と同様に、151円前後を中心に、151円台半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米債券利回りの動向次第の感が強いが、引き続き調整主導でユーロドル1.09前後からナンピン売りと共に、1.07台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円151円前後ではロング、153円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円前後から押し目買いと共に、165円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円台半ば割れから押し目買いと共に、102円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円150.50153.50
ユーロ円162.50165.50
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円99.70102.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円150.50153.50
ユーロ円162.50165.50
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円99.70102.50
現在のポジション
ユーロドルロング50,000☆1.0830(SL1.0750売り)
豪ドル円ショート100,000☆101.50(SL102.00買い)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000★▼150.50(SL151.80買い)-¥65,000
ユーロ円ショート50,000★▼163.50(SL164.00買い)-¥25,000
豪ドル円ショート50,000★▼101.00(SL101.50買い)-¥25,000
2024年10月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥170,000-¥90,000
ユーロ円+¥55,000-¥50,000
ユーロドル-¥181,200(-$1,100)
豪ドル円+¥15,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★▼151.80(SL152.30買い)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★▼164.00(SL164.50買い)-¥25,000
豪ドル円売り50,000☆101.50(SL102.00買い)
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000153.50(SL154.20買い)
ドル円買い50,000151.50(SL150.80売り)
ユーロ円売り50,000165.50(SL166.10買い)
ユーロ円買い50,000163.50(SL162.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,000102.30(SL102.80買い)
豪ドル円買い50,000100.50
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000153.00(SL153.50買い)
ドル円買い50,000151.00(SL150.50売り)
ユーロ円売り50,000165.00(SL165.50買い)
ユーロ円買い50,000163.00(SL162.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0880
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,000102.00(SL102.50買い)
豪ドル円買い50,000100.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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