鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 151.00~153.00 |
ユーロ円 | 163.50~165.30 |
ユーロドル | 1.0750~1.0900 |
豪ドル円 | 99.80~101.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
週末の衆議院選挙において、与党自民党の敗色が濃厚との見方を踏まえて、東京株式市場では日経平均が前日比229円安と終始軟調に推移しており、円売り圧力が強まっている。反面、米債券利回りが低下気味にあり、ドルロングを手時舞う動きもあるなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。そんな中、米利下げ観測が後退しており、また石破首相が当面の利上げに難色を示したことを受けて、植田日銀総裁は緩和度合いを調整するとした上、まだ時間に余裕があると発言するなど、日米金利差拡大を背景としたドル買い円売りニーズは根強いものがある。とは言え、物価上昇や実質賃金マイナスもあって、相対的に円安の許容範囲も僅かになっている。引き続き神経質な展開が予想されるだけに、相場が大きく動意づいてからの始動を心がけるのが得策であろう。
一方、ドル円は、衆議院選挙を前に調整主導の展開を余儀なくされているが、依然として米金利の優位性は揺らいでおらず、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円151.00~153.00円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは、10月ドイツIfo景況感指数は86.5と改善しているが、市場は反応薄であるように、ECBの利下げ観測を踏まえた戻り売りが優勢になっている。反面、ドルロングの積み上がりや割安感の買い戻しもあり、1.08台前半で試行錯誤が続いている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に151円前後から押し目買いと共に、153円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は153円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は今朝と同様に、151円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.09前後からナンピン売りと共に、1.07台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円151円前後ではロング、153円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円台半ば前後から押し目買いと共に、165円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円割れから押し目買いと共に、101円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 150.50 | 153.50 |
ユーロ円 | 163.00 | 165.80 |
ユーロドル | 1.0700 | 1.0950 |
豪ドル円 | 99.20 | 102.00 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 150.50 | 153.50 |
ユーロ円 | 163.00 | 165.80 |
ユーロドル | 1.0700 | 1.0950 |
豪ドル円 | 99.20 | 102.00 |
現在のポジション
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.0830(SL1.0750売り) |
2024年10月収支経過(01~25日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | -¥170,000 | |
ユーロ円 | +¥55,000 | |
ユーロドル | -¥181,200(-$1,100) | |
豪ドル円 | +¥65,000 | +¥50,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場
豪ドル円買い | 50,000 | ★△100.50(101.50ショートカバー)+¥50,000 |
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 153.00(SL153.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 151.00(SL150.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 165.00(SL165.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 163.00(SL162.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0880 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0750(SL1.0700売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 101.50(SL102.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 99.50(SL99.00売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 153.00(SL153.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 151.00(SL150.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 165.30(SL165.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 163.50(SL163.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0880 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0750(SL1.0700売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 101.50(SL102.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 99.80(SL99.30売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。