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為替モーニング東京市場2024年10月23日

2024年10月23日
(コラム執筆時間:09時02分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円150.00~151.80
ユーロ円162.30~164.00
ユーロドル1.0750~1.0900
豪ドル円100.00~101.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米10年債利回りが約3か月ぶりに4.2%台を回復するなど、改めて米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが鈍るとの観測が意識されており、ドルを買い戻す動きが顕在化しつつある。そんな中、ダラス連銀総裁は経済が予想通りに進展すれば、より正常または中立的な水準に向けて政策金利を徐々に引き下げる戦略が妥当、そしてミネアポリス連銀総裁も中立的な水準に到達する上で、今後数四半期にわたってより緩やかな利下げを予想している旨を発言したことも、米債券利回りの上昇に繋がっている。ただ金利上昇にもかかわらず、米国株式市場ではNYダウが最高値圏で推移しており、米景況感の良さも意識されている。東京株式市場では先物主導で軟調な推移が予想されているが、本日は注目の東京メトロが新規上場される。既に鉄道関連株が上昇に転じており、売り出し価格1,200円を上回るかどうかは不安視されているものの、為替と株価の相関性は希薄になっているだけに、相場への影響は限定的との見方が少なくない。いずれにしても日米金利差が縮小する気配がないだけに、基本的にはドルの買い戻しが優勢と見なした方が賢明であろう。

一方、ドル円は、米債券利回り上昇も手伝って150円台が定着しつつあるなど、拙速的な下値トライは慎重になっている。反面、さらなる上昇局面では政府日銀による実弾介入の可能性が捨てきれないだけに、引き続きレンジ幅ドル円150.00~151.80円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ドイツ経済低迷とECBの利下げ期待があり、依然として戻り売りが優勢になっている。ただ節目と見られた1.08割れになってはいるが、1.08割れでは依然としてポジション解消買いも散見されるなど、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、150円前後から押し目買いと共に、151円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は151円台半ば前後から152円前後まで断続的に売りが散見されている模様。一方、輸入企業は昨日と同様に、150円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整主導の展開を強いられている。現状では昨日と同様に、ユーロドル1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円150円前後ではロング、151円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は162円台半ば割れから押し目買いと共に、164円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円前後から押し目買いと共に、101円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円149.50152.30
ユーロ円161.80164.50
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円99.40102.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円149.50152.30
ユーロ円161.80164.50
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円99.40102.00
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆150.50(SL151.80買い)
ユーロ円ショート50,000☆163.50(SL164.00買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0830(SL1.0750売り)
豪ドル円ショート50,000☆101.00(SL101.50買い)
2024年10月収支経過(01~23日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥80,000
ユーロ円+¥105,000
ユーロドル-¥178,700(-$1,100)
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000☆163.50(SL164.00買い)
豪ドル円売り50,000☆101.00(SL101.50買い)
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000151.50(SL152.00買い)
ドル円買い50,000149.80
ユーロ円売り50,000163.80(SL164.30買い)
ユーロ円買い50,000162.50
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0760(SL1.0710売り)
豪ドル円売り50,000101.50(SL102.00買い)
豪ドル円買い50,00099.80
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000151.80(SL152.30買い)
ドル円買い50,000150.00
ユーロ円売り50,000164.00(SL164.50買い)
ユーロ円買い50,000162.50
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0760(SL1.0710売り)
豪ドル円売り50,000101.50(SL102.00買い)
豪ドル円買い50,000100.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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