鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 142.50~144.50 |
ユーロ円 | 158.50~160.50 |
ユーロドル | 1.1080~1.1230 |
豪ドル円 | 98.00~100.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
今週は米雇用統計を含めて重要指標の発表が目白押しではあるが、パウエルFRB議長はインフレと雇用の目標は概ね均衡していると述べ、利下げを急ぐ必要はないとの姿勢を示した。このため米国株式市場ではNYダウおよびナスダックが最高値を更新しており、米経済の底堅さが改めて意識されていることから、ドル全面高の様相を呈している。現時点では11月および12月FOMCにおいて、0.25%の小刻みな利下げに留まる可能性があり、一旦ドルを買い戻す動きが強まっている。また中国のデフォルト懸念や中東情勢の悪化、そして米金利の優位性など、ドルを買い戻す条件が整っており、安易なドル売りには警戒感を強めている。反面、ドルロングの積み上がりにも注視せざるを得ず、加速的なドル上昇も見込みづらい展開にあるだけに、一旦清算入りと見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は自民総裁選挙を巡って為替ならびに株式市場は波乱含みの展開を余儀なくされているが、米債券利回り高止まりと緩やかな利下げ姿勢を踏まえて円売りが加速している。一部では再び節目の145円台との期待も強まっているが、ただ石破新政権に対する不透明感もあって相対的には上値トライは時期尚早との見方が支配的になっている。引き続きレンジ幅ドル円142.50~144.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルはECBの利下げ観測を横目に、拙速的な上値トライは慎重になっている。そしてパウエルFRBの見解も踏まえて、戻り売りが優勢になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1080~1.1230を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、142円台半ば前後から押し目買いと共に、144円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.11割れから押し目買いと共に、1.12台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円143円台半ば前後から売りを随時実施しており、現状では144円台半ば前後に集約されている模様。一方、輸入企業は142円前後を中心に、142円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.12台半ば前後からナンピン売りと共に、1.11前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円142円台半ば前後ではロング、144円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は159円前後から押し目買いと共に、160円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は98円台半ば前後から押し目買いと共に、100円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 141.80 | 145.00 |
ユーロ円 | 158.00 | 161.00 |
ユーロドル | 1.1030 | 1.1280 |
豪ドル円 | 97.50 | 100.50 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 141.80 | 145.00 |
ユーロ円 | 158.00 | 161.00 |
ユーロドル | 1.1030 | 1.1280 |
豪ドル円 | 97.50 | 100.50 |
現在のポジション
ドル円ショート | 50,000 | ☆143.50(SL144.50買い) |
2024年9月収支結果(プラス+¥215,000)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥80,000 | |
ユーロ円 | +¥160,000 | |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | -¥25,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | ☆143.50(SL144.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 141.00(SL140.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 160.50(SL161.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 158.50(SL158.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1250(SL1.1300買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1100(SL1.1050売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 99.50(SL100.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 97.50(SL97.00売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 144.50(SL145.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 142.50(SL141.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 160.50(SL161.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 158.50(SL158.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1250(SL1.1300買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1100(SL1.1050売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 100.00(SL100.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 98.30(SL97.50売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。