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為替モーニング東京市場2024年7月18日

2024年07月18日
(コラム執筆時間:09時13分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円155.00~157.00
ユーロ円169.30~171.00
ユーロドル1.0850~1.1000
豪ドル円103.80~105.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

次回の米FOMCは7月31日に予定されており、今週末から米金融当局者らは経済見通しや金融政策などについての発言を控えるブラックアウト期間に入る。ただ市場では一連の米経済指標悪化や米債券利回り低下、そして政府日銀の介入観測もあって、相対的に過度な円安は潮目が変わりつつある。現時点での米政策方針としては、9月利下げが確実視されているが、一方、次回大統領選で優位に立っているトランプ元大統領の発言も波乱材料になる可能性もある。同氏は大統領選挙までは米金融当局に利下げしないように求めると共に、貿易赤字を忌み嫌うドル高是正論を掲げている。もはや次期大統領を前提にした発言が続く可能性が高いが、当面、一喜一憂することなく、市場関係筋の見解を重視することが賢明であろう。いずれにしても日米欧共に金融政策の変更が問われているが、即座に米金利の優位性が損なわれる訳でもなく、過度なドル安は見込みづらい外部環境にある。とは言え、相対的に次なる節目ドル円155円割れやユーロドル1.10台が意識されるだけに、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが一考であろう。

一方、ドル円は債券利回り低下や政府日銀による実弾投入によって円買いが加速しているが、未だにストップロス売りの範疇にあり、戻りの鈍さが意識されている。それ故に円買いニーズは根強いが、155円前後を意識した展開も予想されるだけに、引き続きレンジ幅ドル円155.00~157.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBの動向次第ではあるが、金利が据え置かれる可能性が高いだけに、もう一段の上昇も見込まれている。ただ不安材料も多々抱えており、過度なユーロ高は描きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0850~1.1000を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、155円前後から押し目買いと共に、157円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円157円台以上を中心に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は157円割れから買いを随時実施しており、現状では昨日と同様に、155円前後を視野に155円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整主導の展開ではあるが、米債券利回り低下も手伝い、底堅い展開と判断している。現状ではユーロドル1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円155円台半ば割れではロング、157円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は169円台半ば前後から押し目買いと共に、171円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は104円割れから押し目買いと共に、105円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円154.80157.50
ユーロ円168.80171.50
ユーロドル1.08001.1050
豪ドル円104.20106.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円154.80157.50
ユーロ円168.80171.50
ユーロドル1.08001.1050
豪ドル円104.20106.20
現在のポジション
ユーロドルショート50,000☆1.0880(SL1.1000買い)
前日のSL実行ポジション
豪ドル円ロング50,000★▼106.80(SL105.80売り)-¥50,000
2024年7月収支経過(01~18日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥50,000-¥25,000
ユーロ円-¥175,000-¥25,000
ユーロドル+¥77,000(+$450)
豪ドル円-¥140,000-¥75,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼157.30(SL156.80売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼171.50(SL171.00売り)-¥25,000
豪ドル円買い50,000★▼105.80(SL105.30売り)-¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000157.80(SL158.50買い)
ドル円買い50,000155.30(SL154.80売り)
ユーロ円売り50,000172.30(SL173.00買い)
ユーロ円買い50,000170.00(SL169.40売り)
ユーロドル売り50,0001.0100(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0850
豪ドル円売り50,000106.80(SL107.50買い)
豪ドル円買い50,000104.80(SL104.20売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000157.00(SL157.50買い)
ドル円買い50,000155.30(SL154.80売り)
ユーロ円売り50,000171.00(SL171.50買い)
ユーロ円買い50,000169.30(SL168.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0100(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0860
豪ドル円売り50,000105.50(SL106.10買い)
豪ドル円買い50,000103.80(SL103.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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