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為替モーニング東京市場2024年10月4日

2024年10月04日
(コラム執筆時間:09時10分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円145.00~147.50
ユーロ円160.50~162.50
ユーロドル1.0950~1.1100
豪ドル円99.50~101.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

石破首相が利上げに否定的な見解を発したことが円売りを誘発しているが、植田日銀総裁との会談後の発言なだけに現実味を帯びていると言わざるを得ない。またFOMCの大幅利下げ期待の後退や中東情勢の緊迫化が重なり、リスク回避のドル買い材料も下支えになっている。そして昨日発表のISM非製造業景気指数が予想外に強い内容となったこともあり、一時147円台まで上昇する場面があったドル円だが、同レベルでは買われすぎとの見方もあって加速的なドル高期待は頓挫している。ただ市場の関心は本日の米雇用統計に移行しているだけに、波乱含みの展開が余儀なくされている。事前予想では前回並みの数値になる可能性が高いが、それだけに安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続きレンジ幅を拡大し、少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

一方、ドル円は、円売りを誘発させた石破首相発言の火消しに回ってはいるが、衆議院選挙の過半数割れを阻止するには美辞麗句を並べる可能性が高く、過剰期待は禁物であろう。相対的にはストップロスが一巡した可能性が高く、もう一段のドル上昇局面では戻り売りに転じることが一考であろう。引き続きレンジ幅ドル円145.00~147.50円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、欧州経済の脆弱性が問われる中、ECBの利下げ観測を踏まえて戻り売りが優先されている。市場の関心も再度1.10割れに注視しており、改めて上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0950~1.110を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、145円前後から押し目買いと共に、147円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台半ば前後から押し目買いと共に、1.11前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、輸出企業は昨日と同様に、ドル円147円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、145円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻りの鈍さが意識されている。現状では昨日と同様に、ユーロドル1.11台半ば前後中心に、1.11台前後からナンピン売りと共に、1.10割れから少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円145円前後ではロング、147円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は160円台半ば前後から押し目買いと共に、162円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円144.50148.00
ユーロ円159.80163.20
ユーロドル1.09001.1150
豪ドル円98.80102.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円144.50148.00
ユーロ円159.80163.20
ユーロドル1.09001.1150
豪ドル円98.80102.00
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆147.00(SL147.70買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.0960売り)
2024年10月収支経過(01~04日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥10,000
ユーロ円+¥85,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆147.00(SL147.70買い)
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000147.50(SL148.00買い)
ドル円買い50,000145.70
ユーロ円売り50,000162.80(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000160.50(SL159.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1130
ユーロドル買い50,0001.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円売り50,000101.50(SL102.00買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.90売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000147.50(SL148.00買い)
ドル円買い50,000145.50
ユーロ円売り50,000162.50(SL163.10買い)
ユーロ円買い50,000160.50(SL159.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1100
ユーロドル買い50,0001.0960(SL1.0900売り)
豪ドル円売り50,000101.50(SL102.00買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.90売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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