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為替イブニング海外市場2024年10月4日

2024年10月04日
(コラム執筆時間:20時02分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円145.00~147.30
ユーロ円160.50~162.50
ユーロドル1.0950~1.1100
豪ドル円99.30~101.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場は米雇用統計発表待ちとなっている。ただ円安は一服しているものの、依然として米金利の優位性を元に拙速的な下値トライは慎重になっている。パウエルFRB議長は経済データを重視しているだけに、数値次第では今後の米利下げペースに影響を及ぼす可能性もあるが、今回9月の米雇用統計の事前予想は、非農業部門雇用者数の増加が15万人、そして失業率も4.2%と前回並みであり、多くのサプライズは期待薄といえる。基本的には相場が動意づくまでは、静観することが正解であろう。一方、市場全般が石破首相のハト派的な発言に過剰反応した嫌いもあり、徐々にドル円147円台での上値の重さが意識されている。反面、145円トライも視野に入りつつあるものの、イスラエルとイランの報復攻撃などが加わるなど世界情勢を取り巻く不確実性が顕在化しており、さらにロシア並びに中国の地政学的リスクへの警戒感も根強いだけに、加速的な円高は描きづらい外部環境にある。いずれにしても、選挙目当てとは言え、首相自らが金融政策に言及すること自体が問題であり、市場は否応なしに困惑度を強めている。引き続き直近のレンジ幅を重視すると共に、極力少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円は、即座に日米金利差が縮小する気配がないだけに、基本的にはドル買い戻しが優勢と見なした方が無難であろう。ただストップロスが一巡しており、徐々に147円台では上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ドル円145.00~147.30円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、方向感に乏しい中、ECBの利下げ幅がFRBより上回る可能性があり、依然として戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0950~1.110を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、145円前後から押し目買いと共に、147円台以上前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.09台半ば前後から押し目買いと共に、1.11前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、米雇用統計待ちであり、様子見スタンスをさらに強めている。輸出企業は今朝と同様に、ドル円147円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、145円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始している。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.11台前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば前後から少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円145円前後ではロング、147円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は160円台半ば前後から押し目買いと共に、162円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば割れから押し目買いと共に、101円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円144.50148.00
ユーロ円159.80163.20
ユーロドル1.09001.1150
豪ドル円98.70102.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円144.50148.00
ユーロ円159.80163.20
ユーロドル1.09001.1150
豪ドル円98.70102.30
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆147.00(SL147.70買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.0960売り)
2024年10月収支経過(01~04日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥10,000
ユーロ円+¥85,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆147.00(SL147.70買い)
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000147.50(SL148.00買い)
ドル円買い50,000145.50
ユーロ円売り50,000162.50(SL163.10買い)
ユーロ円買い50,000160.50(SL159.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1100
ユーロドル買い50,0001.0960(SL1.0900売り)
豪ドル円売り50,000101.50(SL102.00買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.90売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000147.30(SL148.00買い)
ドル円買い50,000145.50
ユーロ円売り50,000162.50(SL163.10買い)
ユーロ円買い50,000160.50(SL159.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1100
ユーロドル買い50,0001.0950(SL1.0900売り)
豪ドル円売り50,000101.80(SL102.30買い)
豪ドル円買い50,00099.30(SL98.70売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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