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為替イブニング海外市場2024年10月2日

2024年10月02日
(コラム執筆時間:19時18分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円143.00~144.80
ユーロ円158.50~160.30
ユーロドル1.1000~1.1150
豪ドル円98.50~100.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

東京株式市場では中東情勢に伴う地政学的リスクを踏まえて、日経平均は前日比843円安と前日の上げ幅を吐き出すなど、神経質な展開に追いやられている。ファンダメンタルズ的には日米金融政策の動向に注視せざるを得ないが、日米共に経済データを睨みながら緩やかな利上げと利下げに移行する可能性が高く、積極的にどちらにも仕掛けづらい側面が強い。ただ米国では次期大統領選の行方、そして本邦では石破政権下の元で行われる衆議院選挙において自公の過半数割れも視野に入りつつあり、一部では日銀の利上げ対策も来年以降に持ち越されるとの見解も少なくない。このため加速的な円高シナリオは、トーンダウンしている嫌いがある。とは言え、さらなる円安局面ともなれば、原油価格や輸入物価の上昇は避けられず、ある意味ではドル円145円前後が心地よいレベルなのかもしれない。いずれにしても日銀が利上げに踏み切ったにしても、最小限の利上げに留まる可能性が高いだけに、加速的な円高局面は描きづらくなっている。引き続きレンジ幅を通常よりも拡大し、少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円はここ最近のレンジ幅の推移を見る限り、140~145円のレンジ相場の域にある。とは言え、日米の政策方針の相違は揺らいでおらず、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円143.00~144.80円を駆使し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBの利下げ観測が先んじており、改めて戻りの鈍さが意識されている。ただレンジ幅としては1.1000~1.1200の狭いレンジ幅での攻防であり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1000~1.1150を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、143円割れから押し目買いと共に、144円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.10前後から押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円144円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、143円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、再び調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.12前後を視野に、1.11台半ば前後からナンピン売りと共に、1.10前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円143円前後ではロング、144円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は159円割れから押し目買いと共に、160円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は98円台半ば前後から押し目買いと共に、100円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.30145.50
ユーロ円158.00161.00
ユーロドル1.09501.1200
豪ドル円97.80100.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.30145.50
ユーロ円158.00161.00
ユーロドル1.09501.1200
豪ドル円97.80100.50
現在のポジション
ユーロ円ロング50,000☆159.00(SL158.50売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.1000売り)
前日のSL実行のポジション
ドル円ショート50,000★▼143.50(SL144.50買い)-¥50,000
2024年10月収支経過(01~02日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000+¥25,000
ユーロ円+¥35,000+¥35,000
ユーロドル
豪ドル円+¥65,000+¥65,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆144.50(SL145.00買い)
ユーロ円売り50,000☆160.50(SL161.00買い)
豪ドル円売り50,000☆100.00(SL100.50買い)
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000★△143.00(144.50ショートカバー)+¥75,000
ユーロ円買い50,000★△158.80(160.50ショートカバー)+¥35,000
ユーロドル買い50,000☆1.1050(SL1.1000売り)
豪ドル円買い50,000★△98.70(100.00ショートカバー)+¥65,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000144.50(SL145.00買い)
ドル円買い50,000142.80(SL142.30売り)
ユーロ円売り50,000160.80(SL161.30買い)
ユーロ円買い50,000☆159.00(SL158.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1150
ユーロドル買い50,0001.1000(SL1.0950売り)
豪ドル円売り50,00099.80(SL100.30買い)
豪ドル円買い50,00098.00(SL97.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000144.80(SL145.50買い)
ドル円買い50,000143.00(SL142.30売り)
ユーロ円売り50,000160.00
ユーロ円買い50,000158.50(SL157.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1130
ユーロドル買い50,0001.1000(SL1.0950売り)
豪ドル円売り50,000100.00(SL100.50買い)
豪ドル円買い50,00098.50(SL97.90売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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