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為替イブニング海外市場2024年10月1日

2024年10月01日
(コラム執筆時間:19時05分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円142.80~144.80
ユーロ円158.80~160.50
ユーロドル1.1050~1.1200
豪ドル円98.50~100.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国株市場ではNYダウとS&P500指数が小幅ながら過去最高値を更新する中、東京株式市場では日経平均が前日の2000円急落の反動から732円高と大幅反発と、相対的に調整主導の展開に追いやられている。基本的には日銀利上げ観測は緩やかなペースであり、そして石破新政権のご祝儀相場も手伝うなど、依然として不確実性を含んだ上げ相場とも言えるだけに、予断を許せない状況に変わりはない。そしてドル円相場も株高を背景に一時144円台半ば前後まで円安基調を強めたものの、改めて145円前後での上値の重さが意識されており、実需や利益確定売りに圧された格好で再び下値を模索するなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に直面している。基本的には日米の政策方針次第ではあるが、本邦では衆議院選で自公民の過半数割れへの危機感、そして米国でも大統領選挙の行方など不確実性要因が多岐に亘っており、依然として米ドル主導とした波乱含みの展開が予想されている。当面は少なめのナンピン売買で、臨機応変な対応が求められるところだ。

一方、ドル円は、米インフレが鈍化気味であり、FOMCの利下げ期待がトーンダウンしている嫌いがあるだけに、過度なドル安は見込みづらい側面がある。ただ本日は米9月製造業PMI確報やISM製造業景況指数、そして週末にも米雇用統計などの重要指標が目白押しなだけに、安易にポジションを取り切れない外部環境にある。またシカゴIMMの円ポジションも8月から円ロングに転じており、過度な円高期待も慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円142.80~144.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、パウエルFRB議長が利下げを急ぐ必要性はないとの見解を示す中、ECBの利下げ観測を背景に戻り売りが優先されやすい状況にあり、改めて1.12前後での上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1050~1.1200を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、143円割れから押し目買いと共に、144円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10台半ば前後から押し目買いと共に、1.12前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円144円台半ば前後から売りを随時実施しており、現状では145円前後に集約されている模様。一方、輸入企業は143円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先している。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.12台前後からナンピン売りと共に、1.10台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円142円台半ば前後ではロング、144円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は159円割れから押し目買いと共に、160円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は98円台半ば前後から押し目買いと共に、100円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.20145.10
ユーロ円158.00160.70
ユーロドル1.10001.1250
豪ドル円97.90100.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.20145.10
ユーロ円158.00160.70
ユーロドル1.10001.1250
豪ドル円97.90100.50
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆144.50(SL145.00買い)
ユーロ円売り50,000☆160.50(SL160.60買い)
豪ドル円売り50,000☆100.00(SL100.10買い)
本日のSL実行のポジション
ドル円ショート50,000☆▼143.50(SL144.50買い)-¥50,000
2024年10月収支経過
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥50,000-¥50,000
ユーロ円
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆143.50(SL144.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆144.50(SL145.00買い)
ドル円買い50,000142.50
ユーロ円売り50,000☆160.50(SL161.00買い)
ユーロ円買い50,000158.50(SL158.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1250(SL1.1300買い)
ユーロドル買い50,0001.1100(SL1.1050売り)
豪ドル円売り50,000☆100.00(SL100.50買い)
豪ドル円買い50,00098.30(SL97.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000144.80(SL145.30買い)
ドル円買い50,000143.00
ユーロ円売り50,000160.50(SL161.00買い)
ユーロ円買い50,000158.80
ユーロドル売り50,0001.1200(SL1.1250買い)
ユーロドル買い50,0001.1050(SL1.1000売り)
豪ドル円売り50,000100.00(SL100.50買い)
豪ドル円買い50,00098.70
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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