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為替イブニング海外市場2024年10月17日

2024年10月17日
(コラム執筆時間:18時55分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円148.50~150.30
ユーロ円161.50~163.30
ユーロドル1.0830~1.1000
豪ドル円99.00~100.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

東京株式市場では、日経平均株価が前日比269円安の3万9000円割れと続落しているが、来週23日には東京メトロが新規上場される予定である。目玉商品としては文句がなく、再び4万円台へと回復する期待が高まっている。反面、ドル円は節目の150円目前でもみ合い相場と化しているが、株価との相関性は希薄になっているなど株高=円安は見込みづらい状況にあり、相場の難易度をさらに深めている。当面、150円台では清算局面と見なした方が賢明であろう。そして今晩はECB理事会で政策金利が発表されるが、現行の3.50%から3.25%へと0.25%の引き下げが有力視されている。反面、一連の欧州PMIの弱さやドイツGDPの年間マイナス成長などを背景に、一部では0.5%利下げの可能性も捨てきれない情勢にあることから、依然として戻り売りが優勢と見なした方が無難であろう。ただ前回のラガルドECB総裁会見においてはデータ不足との見解も注視されただけに、結果を見極めてからの始動を心がけるのが得策であろう。

一方、ドル円は、米債券利回りの高止まりを背景に拙速的な下値トライは慎重になっているが、反面、心理的節目150円台への期待も増幅しており、ストップロスを巻き込む可能性もある。しかしリバウンドする可能性も同居しているだけに、引き続きレンジ幅ドル円148.50~150.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ECB理事会の動向次第であるが、米金利との比較を背景にして戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0830~1.1000を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、148円台半ば前後から押し目買いと共に、150円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば割れから押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円150円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、148円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ECB理事会待ちである。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.08台半ば割れから押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円148円台半ば前後ではロング、150円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は161円台半ば前後から押し目買いと共に、163円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円前後から押し目買いと共に、100円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.00150.80
ユーロ円161.00163.80
ユーロドル1.07801.1050
豪ドル円98.40101.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.00150.80
ユーロ円161.00163.80
ユーロドル1.07801.1050
豪ドル円98.40101.30
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆149.80(SL150.30買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.0830売り)
2024年10月収支経過(01~17日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥45,000
ユーロ円+¥105,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆149.80(SL150.30買い)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000150.00(SL150.30買い)
ドル円買い50,000148.80
ユーロ円売り50,000163.00(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000161.50(SL161.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1000
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,000100.50(SL101.00買い)
豪ドル円買い50,00098.80(SL98.30売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000150.30(SL150.80買い)
ドル円買い50,000149.00
ユーロ円売り50,000163.30(SL163.80買い)
ユーロ円買い50,000161.50(SL161.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1000
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,000100.70(SL101.20買い)
豪ドル円買い50,00099.00(SL98.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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