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為替モーニング東京市場2024年6月20日

2024年06月20日
(コラム執筆時間:09時01分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円157.00~158.50
ユーロ円168.80~170.30
ユーロドル1.0650~1.0800
豪ドル円104.30~105.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国市場が休場の中、市場は全般的に動意薄の展開を強いられている。そんな中、円相場は各国との金利格差を背景にじりじりと円安基調を強めている。ただドル円は158円台を回復したとは言え、政府日銀による為替介入への警戒感も根強く、安易にどちらにも仕掛けづらい外部環境に直面している。日銀は先に国債購入減額を検討と伝わっているが、日銀が既に5割超の国債を保有している以上、生半可な減額規模では市場へのインパクトは限られているとの見解は少なくない。また為替介入に関しても、日米協調介入並びに金利引き上げとなれば円買いが加速するのだろうが、単なる円安阻止の為の単独介入では一過性の円高に留まる公算も高く、むしろ円売りに弾みがつく可能性も否定できない。政府日銀は難しい選択肢を迫られていると見なした方が、やはり無難であろう。いずれにしても憶測先行相場と化しているだけに、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は158円前後で試行錯誤が続いているが、米金利の優位性は揺らいでおらず、拙速的な下値トライは慎重になっている。いずれにしても政府日銀の介入操作次第となろうが、ある程度の乱高下相場を想定した上で、引き続レンジ幅ドル円157.00~158.50円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは欧州政局の右傾化が問題視される中、やや戻り売りが優先されている。ただ米ドル主導の展開に変わりはなく、1.07台半ば前後で膠着状態にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0650~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、157円前後から押し目買いと共に、158円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円158円台半ば前後からナンピン売りの姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、157円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米国市場の休場もあって調整主導の展開を強いられている。現状では昨日と同様に、ユーロドル1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円157円前後ではロング、158円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は168円台半ば前後から押し目買いと共に、170円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は104円台半ば前後から押し目買いと共に、106円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円156.50159.00
ユーロ円167.80170.80
ユーロドル1.06001.0850
豪ドル円103.80106.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円156.50159.00
ユーロ円167.80170.80
ユーロドル1.06001.0850
豪ドル円103.80106.30
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆158.00(SL158.50買い)
ユーロ円ショート50,000☆169.30(SL170.30買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0690(SL1.0650売り)
豪ドル円ショート50,000☆105.00(SL105.80買い)
2024年6月収支経過(3~20日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥30,000
ユーロ円+¥175,000
ユーロドル+¥92,500(+$550)
豪ドル円+¥115,000
前日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000158.50(SL159.20買い)
ドル円買い50,000157.20
ユーロ円売り50,000170.00(SL170.50買い)
ユーロ円買い50,000168.70
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0650(SL1.0600売り)
豪ドル円売り50,000105.70(SL106.20買い)
豪ドル円買い50,000104.40
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000158.50(SL159.20買い)
ドル円買い50,000157.20
ユーロ円売り50,000170.30(SL170.80買い)
ユーロ円買い50,000168.80
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0650(SL1.0600売り)
豪ドル円売り50,000105.80(SL106.30買い)
豪ドル円買い50,000104.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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