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為替モーニング東京市場2024年10月3日

2024年10月03日
(コラム執筆時間:08時42分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円144.50~147.00
ユーロ円160.30~162.80
ユーロドル1.0980~1.1130
豪ドル円99.50~102.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

イラン-イスラエル間の軍事衝突懸念が広がる中、地政学的リスクを背景に東京株式市場では日々乱高下を繰り返している。本日は前日の下げ幅を解消する見込みではあるが、昨日、石破新首相と植田日銀総裁が初の会談を実施した。植田日銀総裁は、政府と日銀は緊密に連携することで一致しており、経済物価見通しが日銀の見通し通りなら見極める時間は十分にあり、緩和的な状況で経済支えている状態にある旨を述べた。また加藤財務相からも、金利が上がることが前提ではなく、適切な金融政策を期待との発言があった。さらに石破首相も、追加利上げをするような環境にはないと発言したことで、円全面安の状況を作り出している。相対的には金利正常化には程遠い状況にあり、一部では金利正常化の機を逸したとの見解も少なくない。そして投機筋からは、円キャリートレード再燃の好機とも捉え始めている。もっとも金融緩和策継続や円安が株価上昇に繋がるかは懐疑的である様に、衆議院選挙を控えた相対的な点数稼ぎの段階とも言えるため、過剰期待は禁物であろう。当面、ドル円および株価のもう一段の上昇局面では、一旦清算入りと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は、政府日銀の金融緩和維持によって、日米の政策方針の相違が改めて意識されている。ただドル円は足早に146円台半ば前後まで回復してはいるが、金利の正常化期待も根強いだけに、過度な円安は見込みづらい側面が強い。高値掴みには要注意であろう。引き続きレンジ幅ドル円144.50~147.00円を駆使し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、米債券利回り上昇を受けて戻り売りが優先されているが、1.10前後では利食いと割安感の買いも手伝って底堅い展開も予想される。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0980~1.1130を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、144円台半ば前後から押し目買いと共に、147円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは昨日と同様、1.10前後から押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、輸出企業はドル円145円前後から売りを随時実施しているが、現状ではストップロス主導の展開と判断しており、147円前後に集約されている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、145円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、米ドル主導の展開は否めないが、明日の米雇用統計待ちの段階にある。現状では昨日と同様に、ユーロドル1.11台半ば前後からナンピン売りと共に、1.100前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円144円台半ば前後ではロング、147円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は160円台半ば前後から押し目買いと共に、163円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円143.80147.70
ユーロ円159.70163.50
ユーロドル1.09301.1190
豪ドル円98.90102.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円143.80147.70
ユーロ円159.70163.50
ユーロドル1.09301.1190
豪ドル円98.90102.30
現在のポジション
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.0980売り)
2024年10月収支経過(01~03日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥10,000-¥35,000
ユーロ円+¥85,000+¥50,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆159.00(SL158.50売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆▼144.80(SL145.50買い)-¥35,000
ドル円買い50,000143.00(SL142.30売り)
ユーロ円売り50,000☆△160.00(159.00ロングカバー)+¥50,000
ユーロ円買い50,000158.50(SL157.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1130
ユーロドル買い50,0001.1000(SL1.0950売り)
豪ドル円売り50,000☆▼100.00(SL100.50買い)-¥25,000
豪ドル円買い50,00098.50(SL97.90売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000147.00(SL147.70買い)
ドル円買い50,000144.50(SL143.80売り)
ユーロ円売り50,000162.80(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000160.30(SL159.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1130
ユーロドル買い50,0001.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円売り50,000101.80(SL102.30買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.90売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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