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為替イブニング海外市場2024年10月18日

2024年10月18日
(コラム執筆時間:19時23分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円148.50~150.50
ユーロ円161.30~163.30
ユーロドル1.0780~1.0930
豪ドル円99.50~101.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

少々穿った見方になるが、市場では本邦の衆議院選挙において自民党の過半数割れが意識されており、自公でも過半数割れともなれば株価への影響は計り知れないとの見解も少なくない。一方、米大統領選挙ではアメリカ・ファーストを掲げるトランプ氏は、貿易収支改善のためには対中国に対して大幅関税を課す可能性が高いが、それ以外の国に対しても制裁課関税を課す可能性が捨てきれず、またドル安による貿易収支改善を目指す可能性もある。他方、本邦では財務省が17日発表した2024年度上半期(4-9月)の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3兆1067億円の赤字であったが、赤字は半期ベースで7期連続。相対的には輸出入額ともに伸びてはいるが、為替相場の円安・ドル高が貿易収支改善を阻んでおり、政府日銀としても過度な円安には警戒感を強めているのが現状といえる。当面、ドル円の高値掴みには要注意であろう。とは言え、日米金利差が縮小されない限り、拙速的な円買いには程遠い状況にあるだけに、基本的にはもう一段のドル上昇局面では戻り売りに専念することが得策であろう。

一方、ドル円は、心理的節目150円を挟んで試行錯誤が続いているが、FOMCの利下げ方針に対して、米債券利回り高止まりという違和感が生じている。一部では景気対策資金として、中国が保有する米国債売却に向かっているとの見解も少なくないだけに、高値掴みを注視し、ドルの戻り売りに比重を置いた方が無難であろう。引き続きレンジ幅ドル円148.50~150.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ECB理事会の追加利下げ期待を踏まえて拙速的な上値トライは手控えられているが、相場自体は終始狭いレンジ幅での攻防と化しており、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0780~1.0930を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、148円台半ば前後から押し目買いと共に、150円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08割れから押し目買いと共に、1.09台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円150円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、149円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ECB理事会を終えて、調整主導の展開に追いやられている。現状ではユーロドル1.08割れから押し目買いと共に、1.09台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円149円割れではロング、150円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は161円台半ば割れから押し目買いと共に、163円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.00151.00
ユーロ円160.80163.80
ユーロドル1.07301.0980
豪ドル円99.00101.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.00151.00
ユーロ円160.80163.80
ユーロドル1.07301.0980
豪ドル円99.00101.80
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆150.30(SL150.80買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0830(SL1.0750売り)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000★▼149.80(SL150.30買い)-¥25,000
ユーロドルロング50,000★▼1.1050(SL1.0830売り)-$1,100
2024年10月収支経過(01~18日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥70,000―¥25,000
ユーロ円+¥105,000
ユーロドル-¥178,000(-$1,100)―$1,100
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆150.30(SL150.80買い)
ユーロドル買い50,000☆1.0830(SL1.0780売り)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000150.80(SL151.30買い)
ドル円買い50,000149.30
ユーロ円売り50,000163.30(SL163.80買い)
ユーロ円買い50,000161.50(SL161.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,000101.30(SL101.80買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000150.50(SL151.00買い)
ドル円買い50,000149.00
ユーロ円売り50,000163.30(SL163.80買い)
ユーロ円買い50,000161.30(SL160.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0780(SL1.0730売り)
豪ドル円売り50,000101.30(SL101.80買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL99.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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