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為替イブニング海外市場2024年10月3日

2024年10月03日
(コラム執筆時間:19時44分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円145.00~147.50
ユーロ円160.50~162.80
ユーロドル1.0980~1.1130
豪ドル円99.50~101.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日経平均株価は前日の下げ分を取り戻す恰好で前日比743円高と急反発しているが、石破新首相や植田日銀総裁による金融引き締め策は急ぐ必要性がないとの発言が相次いだ結果であり、ドル円は一気に147円台まで上昇するなど円全面安の展開を余儀なくされている。ただ円安は株価の押し上げ要因にはなっているものの、過度な円安に対する批判も少なくない。再び150円トライには距離感もあるだけに、当面、現状レベルからの高値掴みには要注意であろう。本邦では貿易赤字の拡大が続いており、円安のデメリットや実質賃金上昇を阻む可能性もあるなど、相対的に手放しでは喜べない状況にもある。いずれにしてもストップロス主導の展開であり、底堅い展開は否めないものの、市場全般が敏感になっており、明日の米雇用統計の結果を見極めるまでは波乱含みの展開と見なした方が無難といえる。引き続きレンジ幅を通常よりも拡大し、少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

一方、ドル円は、今回の政策方針は政府日銀の連係プレーの感は強いが、市場は素直に反応している。依然としてストップロスも一巡しておらず、底堅い展開が予想される。ただ日銀としても金利正常化への道を閉ざす訳にはいかず、遅かれ早かれ引き締め策に転じるはずであり、過度な円安期待は自重局面に差し掛かっている。引き続きレンジ幅ドル円145.00~147.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ほぼ蚊帳の外状態にあり、調整色を強めている。今朝と同様に、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0980~1.1130を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、145円前後から押し目買いと共に、147円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.10割れから押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、輸出企業はドル円147円前後から売りを随時実施しており、現状では148円前後を視野に、147円台半ばからナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、今朝と同様に145円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、米ドル主導の展開は否めないが、明日の米雇用統計待ちの段階にある。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.11台半ば前後からナンピン売りと共に、1.10割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円145円前後ではロング、147円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は160円台半ば前後から押し目買いと共に、163円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円144.50148.00
ユーロ円159.80163.50
ユーロドル1.09301.1180
豪ドル円98.80102.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円144.50148.00
ユーロ円159.80163.50
ユーロドル1.09301.1180
豪ドル円98.80102.00
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆147.00(SL147.70買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1050(SL1.0980売り)
2024年10月収支経過(01~03日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥10,000-¥35,000
ユーロ円+¥85,000+¥50,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★159.00(SL158.50売り)
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000★▼144.80(SL145.50買い)-¥35,000
ユーロ円売り50,000★△160.00(159.00ロングカバー)+¥50,000
豪ドル円売り50,000★▼100.00(SL100.50買い)-¥25,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆147.00(SL147.70買い)
ドル円買い50,000144.50(SL143.80売り)
ユーロ円売り50,000162.80(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000160.30(SL159.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1130
ユーロドル買い50,0001.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円売り50,000101.80(SL102.30買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.90売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000147.50(SL148.00買い)
ドル円買い50,000145.70
ユーロ円売り50,000162.80(SL163.50買い)
ユーロ円買い50,000160.50(SL159.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1130
ユーロドル買い50,0001.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円売り50,000101.50(SL102.00買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.90売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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