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為替モーニング東京市場2024年10月18日

2024年10月18日
(コラム執筆時間:08時52分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円149.00~150.80
ユーロ円161.50~163.30
ユーロドル1.0750~1.0900
豪ドル円99.50~101.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

昨日発表された米小売売上高が市場予想を上回る中、米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数の良好な結果も加わった。米国株式市場ではNYダウが連日最高値を更新するなど、改めて米景況感の良さが意識されている。また米債券利回りの上昇も手伝って、為替市場ではドル全面高の様相を呈している。そしてファンダメンタルズ的にも日米金利差縮小観測が後退しており、ドル円は心理的な節目である150.00円を突破している。150円台で定着するかは懐疑的であるだけに、今後の政府日銀の金融政策方針が問われている。そんな中、昨日のECB理事会では0.25%の追加利下げが決定したが、ドイツ経済の低迷などを背景にして、次回ECBにおいても利下げが見込まれており、ユーロドルの戻り売り志向は根強いものがある。ただハリケーン襲来後の被害状況から察すれば、相対的にドルの買われすぎの印象も否めない。またFOMCの利下げが消滅した訳でもなく、加速的なドル上昇は見込みづらい側面も強く、相場の難易度をさらに深めている。いずれにしても市場全般が神経質になっており、引き続き一喜一憂する展開が予想されるだけに、基本的には直近のレンジ幅を重視しながら、少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。

一方、米債券利回りの上昇を背景に、ドル円は心理的な節目150円台をクリアし、底堅い展開も予想される。反面、円安の副作用に対する警戒感も強めており、一部では政府日銀による何らかの対応策が報じられる可能性もある。もう一段のドル上昇局面では、戻り売りに転じることも一考であろう。引き続きレンジ幅ドル円149.00~150.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ECB理事会の追加利下げと米債券利回り上昇を背景に、下値を模索している。一部では直近の下値1.0500前後も意識されており、戻りの鈍さが指摘されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、149円前後から押し目買いと共に、150円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円150円前後から売りを随時実施しており、現状では150円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、149円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ECB理事会の決定を受けて、ユーロドル1.08台半ば割れから少なめの押し目買いを実施している。現状では1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.0900前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円149円前後ではロング、150円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は161円台半ば前後から押し目買いと共に、163円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.50~151.30
ユーロ円161.00~163.80
ユーロドル1.0700~1.0950
豪ドル円98.80~101.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.50~151.30
ユーロ円161.00~163.80
ユーロドル1.0700~1.0950
豪ドル円98.80~101.80
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆150.30(SL150.80買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0830(SL1.0750売り)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000☆▼149.80(SL150.30買い)-¥25,000
ユーロドルロング50,000☆▼1.1050(SL1.0830売り)-$1,100
2024年10月収支経過(01~17日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥70,000―¥25,000
ユーロ円+¥105,000
ユーロドル-¥178,000(-$1,100)―$1,100
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000☆150.30(SL150.80買い)
ドル円買い50,000149.00
ユーロ円売り50,000163.30(SL163.80買い)
ユーロ円買い50,000161.50(SL161.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1000
ユーロドル買い50,000☆1.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,000100.70(SL101.20買い)
豪ドル円買い50,00099.00(SL98.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000150.80(SL151.30買い)
ドル円買い50,000149.30
ユーロ円売り50,000163.30(SL163.80買い)
ユーロ円買い50,000161.50(SL161.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,000101.30(SL101.80買い)
豪ドル円買い50,00099.50(SL98.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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