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マネパ為替分析 日刊レポート

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株高のみで“さらなる上値追い”を期待するのは…!?

2020年12月29日

◆ “リスク選好”優勢 - 全般的に“ドル売り+円売り”

昨日は「トランプ米大統領、追加経済対策に署名」との報道が流れ、懸念された「政府機関・一部閉鎖」は回避されました。
「Brexit交渉合意」「コロナワクチン接種開始」等、先週からのポジティブ要因とも相俟って、昨日は“リスク選好姿勢”が目立ちました。
日経平均は“1991年4月以来の高値”、NYダウ・ナスダック等は“さらに史上最高値更新”を見せる中、為替では“ドル売り+円売り”が進行しました。

一方で「コロナ変異種」の懸念を抱えるポンドは、対ドルで下落しています。
このため綱引きとなりやすいドル円も「方向感が定まった」とはいい難く、“103.901円”へと上値を伸ばす場面を見せたものの、その後は押し戻されています。


◆ “下値懸念”は後退しているが…?

英国圏休場の昨日とは異なり、本日は海外勢が出揃うと見られます。
このためある程度の流動性は回帰すると見られ、取引にも厚みが増す可能性が指摘されるところです。
ただ年末取引であることを考えれば、どこまで積極性があるかは微妙…?
クリスマスより正月を大事にする日本勢にとっては、それ以上に…?

日経平均が“大幅続伸(2万7000円回復)”していることを考えると、特に“円主導”になりやすい東京タイムは“円売り優勢(さらなる上値追い)”が期待されるところです。
しかし昨日の上昇の背景にあるのが“ポンド売り→ドル買い”+“ユーロ買い→クロス円上昇→円売り”の組み合わせであることを考えれば、どこまで続くかは微妙(というか難しい)…?

一時に比べて“下値懸念”は後退していますが、やはり目先は“上値の重さ”が意識される展開を想定したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:104.501(11/11~12/17の61.8%戻し、日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:104.269(12/11高値、週足・一目均衡表転換線、11/11~12/17の50%戻し)
上値3:104.147(12/15高値、50日移動平均線、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:104.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.913(12/16高値、12/28高値、200月移動平均線、11/11~12/17の38.2%戻し水準)
前営業日終値:103.784(20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値1:103.595(12/28安値後の61.8%押し)
下値2:103.493(ピボット1stサポート、-1σ)
下値3:103.350(12/23安値、12/28安値、日足・一目均衡表転換線)
下値4:103.250(12/21-22安値、12/17~12/28の61.8%押し水準、ピボット2ndサポート)
下値5:103.083(12/18安値、-2σ)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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