◆ “ドル買い”の上乗せ… - “154円半ば”

「介入催促相場」が続く中、昨日は米小売売上高が予想を上回りました。
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ここからは“上値の重さ”が一旦意識される…!?

2024年04月16日

◆ “ドル買い”の上乗せ… - “154円半ば”

「介入催促相場」が続く中、昨日は米小売売上高が予想を上回りました。
このため「米利下げ時期後ズレ」への思惑はさらに増幅しています。
一方で「日銀追加利上げ」の機運は高まっておらず、その円に対してはさらに“ドル買い”が進行しています。
警戒される「円買い介入」も実施されるには至っておらず、こうしてドル円は“154.446円”へと駆け上がっていきました。


◆ ただこのスピードだと“過度な変動”と捉えられかねない…?

筆者想定よりも“少し早い”といった動きを見せているドル円ですが、往く手を阻むと見られる「円買い介入」はまだ入る素振りが見られておりません。
「口先介入」こそ乱発されていますが、「実弾介入」に踏み切らない限り、その効果は極めて薄いとみざるを得ないのが実状でもあります。
そう考えると“もう一段の上値模索”は、十分に期待されるということになります。
ただここまで来ると、いくら“ファンダメンタルズに沿った”動きとはいっても、“過度な変動”と捉えられかねません。
少なくともその可能性がある以上、ここからの上値模索はさらに“おっかなびっくり”としたものにならざるを得ないと考えると…?

「G20財務相:中央銀行総裁会議(17-18日)」を控えるスケジュール感ということを考えれば、本日も「円買い介入」に踏み切れるかは微妙と考えています。
それでもここから先は“上値の重さ”を、一旦は意識した展開を想定したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

156.205(ピボットハイブレイクアウト)
155.870(90/6/25高値)
155.450(90/6/26高値)
上値5:155.325(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:155.000(大台)
上値3:154.797(ピボット1stレジスタンス)
上値2:154.650(90/6/28高値)
上値1:154.446(4/15高値《年初来高値》)
前営業日終値:154.268
下値1:154.009(+2σ、大台)
下値2:153.737(4/12~4/15の50%押し)
下値3:153.519(4/12~4/15の50%押し)
下値4:153.300(4/12~4/15の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値5:153.038(4/15安値、+1σ、大台)
152.763(4/11安値)
152.591(4/12安値)
152.509(ピボット2ndサポート)
153.054(4/5~4/15の38.2%押し)
152.624(4/5~4/15の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
152.193(4/5~4/15の61.8%押し)
152.000(大台、20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.193(14/12/8高値)
101.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
100.805(4/9高値《年初来高値》)
100.647(4/10高値)
上値5:100.540(-2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:100.234(4/11-12高値)
上値3:100.015(4/15高値、4/9~4/12の61.8%戻し、大台)
上値2:99.907(+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:99.770(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:99.366(20日移動平均線)
下値1:99.000(大台)
下値2:98.922(4/15安値、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
下値3:98.734(4/12安値)
下値4:98.587(4/3安値)
下値5:98.391(50日移動平均線、ピボット1stサポート)
98.253(4/2安値)
98.166(3/28安値)
98.000(大台)
97.846(ピボット2ndサポート)
97.656(日足・一目均衡表先行スパン上限、20週移動平均線)
97.564(3/19安値、100日移動平均線)
97.247(3/13安値、3/15安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表基準線)
97.007(3/12安値、ピボットローブレイクアウト、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.269(15/8/18高値)
195.034(15/8/19高値、大台)
194.530(15/8/20高値)
194.000(大台)
193.756(15/8/21高値)
193.533(3/20-21高値《年初来高値》)
193.026(+2σ、大台)
192.912(4/10高値)
192.716(4/15高値)
192.303(+1σ)
前営業日終値:191.974(大台)
191.564(20日移動平均線)
191.454(日足・一目均衡表転換線)
191.000(大台)
190.858(-1σ)
190.761(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
190.392(4/15安値、50日移動平均線)
190.136(-2σ)
189.995(4/12安値、大台)
189.536(3/18-19安値)
189.159(日足・一目均衡表先行スパン上限)
189.000(大台)
188.586(3/14-15安値)

《10:55》
《11:25、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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