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まだ方向感は定まらない…
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マネパ為替分析 日刊レポート

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引き続き“上方向”への期待がやや勝ると見るが…!?

2024年08月29日

◆ “揺れ動き”継続… - 一時“145円台”も…

まだ方向感は定まらない…

「月末絡みのフロー」を背景にして、昨日も“ドル買い”が先行しました。
また氷見野日銀副総裁の『金融政策正常化再開まで時間を要する可能性』発言も“円売り(戻し)”として後を押した印象があります。
こうしてNYタイム序盤にかけて“145円台(高値は145.037円)”へと再び持ち直したドル円は、そのまま“上値模索”に転じるか?に見られました。
ただその後はNYダウが“反落(159ドル安)”し、さらに引け後に予定される「エヌビディア決算を見極めたい」との思惑から“上値の重さ”が際立ちました。
こうしてコアレンジである“144円台”へと再び押し戻されて、そのまま昨日の取引を終えています。


◆ リスクセンチメントは“上値の重さ”が…?

その注目された「エヌビディア決算」は、“好内容(売上高・純利益ともに過去最高)”となりました。
ただ次の第3四半期の売上高予想は“強め(325億ドル)”となったものの、「市場予想ほどではない」との見方が台頭しています。
このため“好材料出尽くし”との見方が台頭し、これが“同社株急落→日経平均下落”に波及しているという事実があります。
そうなると“リスク回避姿勢”が上値を押さえる可能性は否めず、再び“上値を押さえる”展開になりかねない…?


◆ ただ金利面では“上方向”が意識されやすい…!?

短期金融市場を見ると「米9月0.50%利下げ」の可能性は“35%程度”ですが、「年内計1.00%超(0.25%換算で4回以上)利下げ」を“75%程度”の確率で、すでに織り込んでいます。
このため“さらに利下げ幅拡大”を織り込む可能性は低く、逆に“緩和(利下げ幅縮小)”のリスクとして指摘されるところです。
そうなると金利面でのリスクは“上方向(ドル買い・円売り)”と見るのが妥当ということになりますが、注目の「PCEコア・デフレータ」を明日に控えるスケジュール感になります。
やや“上方向(ドル買い戻し)”への期待が勝るとは考えますが、まだ本日も“膠着(揺れ動き)”を基本としておくべきかもしれませんね。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

146.000(大台)
145.790(20月移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:145.708(8/15~8/26の38.2%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:145.321(8/23~8/26の61.8%戻し)
上値3:145.177(8/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:145.037(8/28高値、大台)
上値1:144.725(8/28高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:144.611(100週移動平均線、月足・一目均衡表基準線)
下値1:144.513(-1σ、8/28安値後の38.2%押し)
下値2:144.361(8/28安値後の50%押し)
下値3:144.201(8/28安値後の61.8%押し)
下値4:144.000(大台)
下値5:143.851(ピボット1stサポート)
143.684(8/28安値)
143.444(8/26安値、8/5~8/15の76.4%押し水準)
143.091(ピボット2ndサポート)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

99.983(200日移動平均線、+2σ、大台)
99.748(7/11~8/5の50%戻し、週足・一目均衡表転換線/基準線、月足・一目均衡表転換線)
99.176(50週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
99.036(8/20高値、7/30~8/2の61.8%戻し水準、大台)
上値5:98.920(8/21高値)
上値4:98.707(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:98.606(8/23高値、+1σ)
上値2:98.404(8/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:98.291(8/28高値)
前営業日終値:98.115
下値1:98.014(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:97.699(ピボット1stサポート)
下値3:97.579(8/28安値、8/26~8/27の76.4%押し)
下値4:97.267(8/26安値、ピボット2ndサポート)
下値5:97.138(20日移動平均線)
97.000(8/19安値、大台)
96.933(8/5~8/20の23.6%押し)
96.728(8/13-15安値、ピボットローブレイクアウト)
96.655(週足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

196.948(100日/20週移動平均線)
196.000(大台)
195.000(大台)
194.900(7/30~8/5の76.4%戻し)
194.103(7/11~8/5の50%戻し、週足・一目均衡表転換線/基準線)
194.000(大台)
193.795(+2σ)
193.257(8/1高値)
193.000(大台)
192.121(200日移動平均線)
192.047(8/23高値、7/30~8/5の61.8%戻し水準、大台)
191.906(8/27高値)
191.450(8/28高値、+1σ)
191.000(大台)
前営業日終値:190.746
190.353(8/28安値、50週移動平均線)
190.242(8/27安値)
190.144(日足・一目均衡表転換線)
190.000(大台)
189.785(日足・一目均衡表基準線)
189.499(8/26安値)
189.008(20日移動平均線、大台)
188.929(8/21安値)
188.241(8/19安値)
188.000(大台)
187.864(8/14安値)
187.580(8/13安値)
187.436(8/5~8/15の38.2%押し)
187.130(8/12安値)

《10:45》
《11:25、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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