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ここから先は“一筋縄ではいかない”…!?

2024年07月11日

◆ 株高を背景に“リスク選好→円売り”が… - “161円後半”

「パウエル議会証言」は昨日も行われましたが、前日に行われた下院と大差はありませんでした。
このため「米年内利下げ」には前向きな姿勢が示されたものの、その時期が示されなかったこともあり、方向性が定まることはありませんでした。
こうして「日米金利格差は当面高水準を維持」との思惑も大きく変化することのない中、「日米欧の株高」を背景とした“リスク選好→円売り”も目立ち、ドル円は“161.801円”へと緩やかに上値を伸ばしています。


◆ あくまで結果次第だが…? - 米CPI

こうした中、いよいよ本日は「米CPI」が発表されます。

“やや鈍化(→+3.1%)”が想定されていますが、短期金融市場では「米9月利下げ」を“70%強”の確率ですでに織り込んでいるだけに、どこまで反応するかは微妙なところ…?
逆にFRBが主張する「経済データ次第」とのスタンスが長引くとの連想につながると、前記「日米金利格差は当面高水準を維持」が再び席巻してもおかしくないところでもあります。
ただしそうなると「円安の副作用」を実感し始めている政府・日銀としては、忘れた頃の「円買い介入」に踏み切る可能性も否めないところ…?

金利格差を背景にした“ドル買い・円売り”、そしてリスク選好姿勢を背景にした“円売り”と、“円売り安心感”が台頭しやすい地合いは整いつつあるといえます。
それでもここから先は“一筋縄ではいかない”と見ておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

163.175(+2σ)
163.000(86/12/18高値、大台)
上値5:162.750(86/12/22-23高値)
上値4:162.485(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:162.143(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:161.951(7/3高値《年初来高値》、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:161.801(7/10高値、+1σ)
前営業日終値:161.705
下値1:161.363(ピボット1stサポート)
下値2:161.240(7/10安値、7/8~7/10の38.2%押し)
下値3:161.105(日足・一目均衡表転換線)
下値4:161.030(7/8~7/10の50%押し、ピボット2ndサポート、大台)
下値5:160.847(7/8~7/10の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
160.732(7/9安値)
160.478(7/8安値後の押し目)
160.258(7/8安値)
160.178(20日移動平均線)
159.951(6/24~7/3の61.8%押し、大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

110.551(90/10/5高値)
110.192(+2σ)
110.000(大台)
上値5:109.752(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.543(91/3/28高値)
上値3:109.450(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.317(91/3/29高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.149(7/10高値《年初来高値》)
前営業日終値:109.093
下値1:109.000(大台)
下値2:108.792(ピボット1stサポート)
下値3:108.669(7/10安値)
下値4:108.534(+1σ、ピボット2ndサポート)
下値5:108.287(7/9安値、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト))
108.159(7/8安値)
108.000(大台)
107.927(7/5安値、6/25~7/10の38.2%押し)
107.575(7/3安値、6/25~7/10の50%押し)
107.244(7/2安値)
107.158(6/25~7/10の61.8%押し)
107.027(6/17~7/9の38.2%押し、20日移動平均線、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

212.737(08/8/8高値)
212.000(大台)
211.543(08/8/11高値)
211.000(大台)
210.595(08/8/12高値)
210.000(大台)
209.000(大台)
208.648(+2σ)
208.000(大台)
207.817(7/10高値《年初来高値》)
前営業日終値:207.757
207.000(大台)
206.733(7/5~7/10の38.2%押し)
206.399(7/5~7/10の50%押し)
206.109(7/10安値、+1σ、7/5~7/10の61.8%押し)
206.000(大台)
205.808(7/9安値)
205.718(6/14~7/10の23.6%押し)
205.616(日足・一目均衡表転換線)
205.295(7/8安値、6/4~7/10の23.6%押し)
204.980(7/5安値、大台)
204.616(7/3安値)
204.419(6/14~7/10の38.2%押し)
204.000(大台)
203.878(7/2安値)
203.760(6/4~7/10の38.2%押し、20日移動平均線)
203.354(7/1安値、6/14~7/10の50%押し)
203.139(日足・一目均衡表基準線)
201.965(6/25安値、大台)
202.570(6/28安値)
202.497(6/27安値、6/4~7/10の50%押し)
202.418(6/26安値)
202.321(6/14~7/10の61.8%押し)
201.253(6/4~7/10の61.8%押し)

《10:55》
《11:35、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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