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マネパ為替分析 日刊レポート

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“三つ巴の交錯”はまだ続く…!?

2024年07月17日

◆ “やや反発”も… - “158円後半”

いわゆる「トランプトレード」が進行する中、昨日の米小売売上高は“予想を上回り(コア:+0.4%)”、“ドル買い(戻し)”が先行しました。
一方でクーグラーFRB理事は『米インフレは目標に向けて低下、年内利下げ適切』と発言するなど「米早期利下げ観測」はさらに高まりつつあります。
このため米10年債利回りが“4ヶ月来水準(→4.15%)”へと低下するなど、あらためて“ドル売り”も意識されているのが実状といえます。

さらに昨日公表の日銀・当座預金残高見通しでは「12日も2.1兆円規模の円買い介入実施の可能性」が示唆されており、“三つ巴の交錯”は依然として続いています。
こうしてドル円は一時“158.850円”へと値を戻す場面が見られたものの、そこからは“上値の重さ”が意識されるなど、まだ“方向感定まらず”を続けているのが実状といえます。


◆ ここからは“上値の重さ”がより目立つ…?

短期金融市場では「米9月利下げ」「年内2回利下げ」を“ほぼ100%”織り込んでいますが、「年内3回利下げ」も“60%強”の確率で織り込み始めています。
このためこの進展次第では“金利選好→ドル売り”に傾斜しないとも限りませんが、「日米金利格差」はそう簡単に縮小しないと見るのが自然です。
逆に本日はFOMCの叩き台となる「米地区連銀経済報告(ベージュブック)」が予定されており、その結果を“見極めたい”との思惑が立ちやすいと見るの妥当といえます。

「トランプトレード」は続いていますが、“選挙は水物”とされる中ではどこまで継続するかは微妙といわざるを得ません。
それでいて昨日も記したように、「円買い介入」の思惑は減退気味と見るのが妥当ともいえます。

157円半ばでは“下値の堅さ”が、一方で158円後半では“上値の重さ”が意識される状況というのは、まだ続くと見るべきかもしれません。
ただし水準感的に見ると、ここからは“上値の重さ”がより目立つとは考えますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

160.024(7/10~7/15の61.8%戻し、大台)
159.773(ピボットハイブレイクアウト)
159.441(7/12高値、日足・一目均衡表転換線、7/10~7/15の50%戻し)
上値5:159.312(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:159.000(大台)
上値3:158.927(7/10~7/15の38.2%戻し)
上値2:158.850(7/16高値、日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:158.697(-1σ)
前営業日終値:158.385
下値1:158.000(7/15~7/16の50%押し、50日移動平均線、大台、週足・一目均衡表転換線)
下値2:157.925(7/16安値、ピボット1stサポート)
下値3:157.799(7/15~7/16の61.8%押し)
下値4:157.462(ピボット2ndサポート)
下値5:157.351(-2σ)
157.150(7/15安値、6/12~7/3の76.4%押し水準)
157.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
156.804(6/14安値)
156.559(6/13安値)
156.000(大台)
155.712(6/12安値)
155.119(6/7安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

108.287(7/9安値、+1σ、7/11~7/16の61.8%戻し)
107.936(7/11~7/16の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、大台)
107.857(7/12高値)
上値5:107.597(7/11~7/16の38.2%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.343(20日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:107.229(7/15高値)
上値2:107.083(7/16高値)
上値1:106.990(ピボット1stレジスタンス、大台)
前営業日終値:106.652
下値1:106.501(7/16安値、日足・一目均衡表基準線、6/17~7/11の50%押し)
下値2:106.408(ピボット1stサポート)
下値3:106.218(-1σ、ピボット2ndサポート)
下値4:105.981(6/26安値、週足・一目均衡表転換線、大台)
下値5:105.927(6/25安値)
105.800(6/17~7/11の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
105.470(6/21安値)
105.335(6/20安値、50日移動平均線)
105.181(-2σ)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

208.108(7/11高値《年初来高値》)
208.000(大台、+2σ)
207.094(7/11~7/12の76.4%戻し、大台)
206.467(7/11~7/12の61.8%戻し)
206.331(7/12高値)
206.223(+1σ)
205.960(7/11~7/12の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、大台)
205.781(7/16高値)
前営業日終値:205.488
205.000(大台)
204.754(7/16安値)
204.552(20日移動平均線)
204.120(7/15安値)
204.000(大台)
203.828(7/11安値)
203.811(7/12安値)
203.516(6/14~7/11の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
203.354(7/1安値)
203.000(大台)
202.652(6/4~7/11の50%押し、週足・一目均衡表転換線)
202.570(6/28安値、-1σ)
202.497(6/27安値、6/14~7/11の61.8%押し)

《10:45》
《11:15、テクニカルライン追記》
《18:00、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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