FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

YEN蔵の外国為替見聞録

最新の記事

ランド円は堅調な動き

2024年02月19日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【リラはドルに対して下落継続】
13日に発表された12月の経常収支は20.91億ドルの赤字となり、赤字額が予想を下回りました。11月の経常収支は27.7億ドルの赤字、予想は33億ドルの赤字でした。
第1次所得収支の赤字が減少したことが赤字幅を縮小させました。
2023年の経常収支は452億ドルで、この数字は対GDP比で4.1~4.2%で2022年の488億ドル(対GDP比5.4%)から縮小しました。経常収支は2024年も縮小する予想が多く、ロイターの調査では357億ドルの赤字となっています。

USD/TRY 1時間足BIDチャート

先週のドルリラは30.1267~30.8244のレンジで1.71%の上昇となりました。30.60付近がサポートとなり、31リラを目指す動きを予想します。

TRY/JPY 日足BIDチャート

先週のリラ円は4.773~4.975円のレンジで0.27%の上昇となりました。今年に入りほぼ4.71~4.978円のレンジで推移しており、引き続き4.7~5円のレンジを予想します。


【ランド円は堅調に推移】
13日発表された12月工業生産は前年同月比0.6%増となり予想の4.9%増を大幅に下回りました。11月は6.9%でした。
14日発表された12月の小売売上高は前月比1.4%増、前年同月比2.7%増となりました。

USD/ZAR 日足BIDチャート

先週のドルランドは18.79~19.1819のレンジで0.45%の下落となりました。ランドは週初に上昇しましたが、週後半はドルの下落もありドル安ランド高の動きになりました。18.75~19.20のレンジを予想します。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

先週のランド円は7.818~7.967円のレンジで1.64%の上昇となりました。7.6円付近からの上昇トレンドは続いており7.8円が短期的なサポートとなり8円を目指す動きを予想します。


【メキシコペソは3月の会合待ち】

USD/MXN 日足BIDチャート

先週のドルペソは17.0191~17.2185のレンジで0.07%の下落となりました。1月16日以降17~17.4ペソのレンジで推移しています。メキシコ中銀の金融政策がはっきりするまでは引き続きこのレンジを予想します。次回のメキシコ中銀会合は3月21日となり、FOMCの翌日になります。

MXN/JPY 日足BIDチャート

先週のペソ円は8.673~8.821円のレンジで1.35%の上昇となりました。ペソ円は高値を行使しました。長期的には2008年に下落する前のサポートの8.9円付近がレジスタンスになっていますが、短期的には8.65円がサポートとなっています。8.65円が維持されれば上昇は継続8.65~8.9円のレンジを予想します。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ