新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコは再び下落】
先週は欧州各国がイスラエルとの貿易を見直す動きがあった。トルコは2023年のイスラエルとの貿易は輸出約46億ドルでイスラエルの輸入の5%を占めている。9日にトルコ商務省は声明でイスラエルがガザへの支援を妨害し、パレスチナはかつてないほどに困窮しているとし輸出制限を発表した。制限品目はセメント、ジェット燃料、建設資材など54品目。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは31.7693~32.7468のレンジで1.12%の上昇となった。一時リラ高に傾いたが再びリラ安となっている。25日移動平均が32リラ付近に位置し、このレベルがサポートされ32~32.50リラのレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.597~4.751円のレンジで1.11%の上昇となった。4.6円がサポートとなり4.6~4.75円のレンジが続いている。4.75円が上抜けすれば4.8円付近への上昇が予想されるが引き続きレンジの動きを予想する。
【ドル高でランドは下落】
4月10日発表の米CPIは予想を上回り米インフレ率低下が減速したことで米長期金利が上昇ドルが上昇した。3月末に一時19.10付近まで上昇していたランドは4月9日に18.4027付近まで下落した。
USD/ZAR 日足BIDチャート
しかし米CPIをきっかけにドルは反発し先週のドルランドは18.4027~18.9697ランドのレンジで1.08%の上昇となった。引き続き18.4~19.2ランドのレンジを予想する。
ZAR/JPY 週足BIDチャート
先週のランド円は8.056~8.235円のレンジで0.11%の上昇となった。7.75円サポートとして機能しており7.75~8.3円レンジを予想する。17日は南アフリカのCPI発表があり注目される。
【ペソ一旦高値か?】
9日発表された3月のメキシコCPIは前月比0.29%となり2月の0.09%を上回り、予想の0.36%を下回った。前年比は4.4から4.42%の上昇となり予想の4.5%は下回った。コア指数も前月比で0.44%と2月の0.49%、予想の0.51%を下回った。前年比も4.55%と2月の4.64%、予想の4.62%を下回った。
USD/MXN 日足BIDチャート
ドルぺソは9日に16.2510と直近安値まで下落したが、弱いメキシコCPIが発表されると16.40付近まで上昇。10日に予想を上回る米CPIが発表されると16.50ペソ付近まで上昇した。16.40ペソ付近に25日線、一目の基準線が位置し、ここがサポートとされれば16.90ペソ付近への上昇を予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は一時9.344円まで上昇し直近高値まで到達した。しかし12日は9.135円まで下落し9.209円で終了した。9.08円付近が短期的なサポートとなり、ここが維持されれば9.8~9.3円のレンジを予想する。
FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-