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為替モーニング東京市場2024年6月24日

2024年06月24日
(コラム執筆時間:08時47分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円158.50~160.50
ユーロ円169.50~171.50
ユーロドル1.0630~1.0800
豪ドル円105.00~106.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先週発表された6月米PMIが製造業、非製造業とも予想を上回る中、米債券利回り上昇を受けてドル円は一気に160円台に迫る展開を見せている。ただ同時に政府日銀の介入警戒感も高まっており、再び160円台に乗せれば市場は円安容認と捉える可能性もあり、機関投資家並びにヘッジファンドも慎重姿勢を強めざるを得ない。いずれにしても第一弾の介入ポイントでもある160円を前にして、否応もなしに緊張感が強まっている。基本的には財務省がこのまま円安を放置できるかは懐疑的ではあるが、もはや単なる口先介入では円安に歯止めが掛からない情勢にあり、一部専門筋からも170円まで円安が進行するとの見解も多々見られる。反面、過度な円安が実質賃金のマイナスを促進し、または物価上昇を更に早める可能性が高く、当面、日銀の実弾投入に備える意味でも160円台以上からの高値掴みには要注意であろう。ストップロスの配置に考慮した上で、臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は円独歩安の展開に混迷度を深めているが、オプション狙いの160円台トライは必至の情勢にある。その後は政府日銀の介入如何であろうが、通常ならば加速的な上昇は見込みづらいと判断するのが順当であろう。引き続レンジ幅ドル円158.00~160.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは欧州圏の政局不安を抱えており、戻り売りが優勢になっているが、一部では次なる節目1.05前後も意識されている。ただドル独歩高の状況にあるだけに、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0630~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、158円台半ば前後から押し目買いと共に、160円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば割れから押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、節目の160円台を意識してはいるが、日銀の動向次第の感は否めない。輸出企業は159円台半ば前後から売りを随時実施しており、現状では160円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方で輸入企業は買い急ぐことなく、158円台半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米国との温度さもあって上値の重さが意識されている。現状では先週と同様に、ユーロドル1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円158円台半ば前後ではロング、160円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は169円台半ば前後から押し目買いと共に、171円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は105円前後から押し目買いと共に、106円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円158.00161.00
ユーロ円169.00172.00
ユーロドル1.05801.0850
豪ドル円104.50107.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円158.00161.00
ユーロ円169.00172.00
ユーロドル1.05801.0850
豪ドル円104.50107.30
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆159.50(SL160.50買い)
ユーロ円ショート50,000☆170.50(SL171.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0690(SL1.0630売り)
豪ドル円ショート50,000☆105.00(SL106.80買い)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000☆▼158.00(SL159.50買い)-¥75,000
ユーロ円ショート50,000☆▼169.30(SL170.50買い)-¥60,000
2024年6月収支経過(3~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥45,000-¥75,000
ユーロ円+¥115,000-¥60,000
ユーロドル+¥93,900(+$550)
豪ドル円+¥115,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆159.50(SL160.00買い)
ドル円買い50,000157.80
ユーロ円売り50,000☆170.50(SL171.00買い)
ユーロ円買い50,000169.00
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,000106.30(SL106.80買い)
豪ドル円買い50,000104.80
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000160.50(SL161.00買い)
ドル円買い50,000158.80
ユーロ円売り50,000171.50(SL172.00買い)
ユーロ円買い50,000169.50
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,000106.80(SL107.30買い)
豪ドル円買い50,000105.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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