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為替イブニング海外市場2024年6月20日

2024年06月20日
(コラム執筆時間:19時16分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円157.00~159.00
ユーロ円168.80~170.50
ユーロドル1.0650~1.0800
豪ドル円104.80~106.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

補足的になるが、スイス中銀は日銀と同様にマイナス金利政策を維持していたが、インフレ圧力を踏まえて臨機応変に政策金利を1.5%まで引き上げていた。しかし本日、スイス中銀は政策金利を0.25%引き下げて1.25%とし、据え置きとの見方が優勢であったことからスイスフランは急落が促されている。それでもスイス相場自体が対米ドル及び対円で史上最高値圏にあっただけに、急落とは言い難い状況にある。その間、政府日銀は異次元の低金利政策を継続しており、否が応でも円キャリートレード主導で円売りに拍車が掛かりやすい状況を作り出している。現時点では日銀の7月利上げが濃厚ではあるものの、おそらく最小限の0.25%利上げに留まる公算が高く、積極的に円を買い戻す場面は希薄と言えるだろう。ただ独仏政局不安とは相違があるが、政府日銀としても自民党惨敗による政局不安を抱えており、もはや3度目の実弾投入しか策がないのかもしれない。いずれにしても神経質な展開が予想されるだけに、相場が大きく動意づくまでは極力少なめのナンピン売買で対応することが無難であろう。

一方、ドル円は米金利の優位性もあり、158円台半ば近辺まで上昇している。ただ相対的に政府日銀の介入タイミング待ちの状況にあり、試行錯誤が続いている。引き続レンジ幅ドル円157.00~159.00円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは相変わらず仏政局不安が問われており、戻り売りが優勢になっている。ただ1.07割れでは利益確定買いも随所に散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0650~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、157円前後から押し目買いと共に、159円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円158円台半ば以上から断続的に売りが散見されている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、157円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先するなど、調整色を強めている。ただ現状では今朝と同様に、ユーロドル1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円157円前後ではロング、159円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は169円前後から押し目買いと共に、170円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は105円割れから押し目買いと共に、106円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円156.50159.50
ユーロ円167.80171.00
ユーロドル1.06001.0850
豪ドル円104.30107.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円156.50159.50
ユーロ円167.80171.00
ユーロドル1.06001.0850
豪ドル円104.30107.00
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆158.00(SL159.00買い)
ユーロ円ショート50,000☆169.30(SL170.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0690(SL1.0650売り)
豪ドル円ショート50,000☆105.00(SL106.50買い)
2024年6月収支経過(3~20日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥30,000
ユーロ円+¥175,000
ユーロドル+¥92,500(+$550)
豪ドル円+¥115,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
本日の売買予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000158.50(SL159.20買い)
ドル円買い50,000157.20
ユーロ円売り50,000170.30(SL170.80買い)
ユーロ円買い50,000168.80
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0650(SL1.0600売り)
豪ドル円売り50,000105.80(SL106.30買い)
豪ドル円買い50,000104.50
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000159.00(SL159.50買い)
ドル円買い50,000157.30
ユーロ円売り50,000170.50(SL171.00買い)
ユーロ円買い50,000168.00
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0650(SL1.0600売り)
豪ドル円売り50,000106.50(SL107.00買い)
豪ドル円買い50,000104.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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