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為替イブニング海外市場2024年6月24日

2024年06月24日
(コラム執筆時間:19時11分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円158.50~160.50
ユーロ円170.00~171.80
ユーロドル1.0630~1.0800
豪ドル円105.00~106.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米6月PMI速報値が予想に反して改善したことから、米債券利回り上昇を背景にドル円相場は前回の介入ポイントである160円台に迫る展開を強いられている。そんな中、神田財務官は「為替介入は24時間いつでも準備しており、過度な変動があれば適切に対応する」とした他、「日本の為替監視リスト入りは問題ない」と円安けん制発言を繰り返している。これだけの強気発言から察すれば、日米協調介入が意識されても何ら不思議ではないだろうが、反面、再三再四の口先介入に飽き飽きしていることもあって、市場へのインパクトは限定的になっている。米国としても、米中対立構造の激化や中東情勢並びにロシアに対する経済政策などもあり、強いドルは顕在化しており、円独歩安に歯止めが掛かりづらい相場環境にある。それでも160円前後を挟んで神経質な展開が予想されるが、急落も急騰も考慮しなければならないだけに、引き続き相場が大きく動意づいてからナンピン売買に専念することが得策であろう。

一方、ドル円は複数の売買材料が回遊する中、潜在的には政府日銀による実弾投入のタイミング次第の側面が強く、安易に焦点が絞り切れない状態にある。いずれにしても憶測先行の段階であり、ある程度は波乱含みの展開も余儀なくされている。引き続レンジ幅ドル円158.50~160.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは仏政局不安や米債券利回りの高止まりを受けて戻り売りが優勢になっているが、割安感の買い戻しも手伝って1.07台を回復している。ただ更なる買い材料は希薄になっており、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0630~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、158円台半ば前後から押し目買いと共に、160円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば割れから押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、政府日銀による介入警戒感を踏まえて、輸出企業は今朝と同様に、ドル円160円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、158円台半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では年初来安値であるユーロドル1.06前後が意識されているが、同レベルでは割安感の買い戻しも随所に散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。現状ではユーロドル1.06台半ば割れから押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円158円台半ば前後ではロング、160円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は170円前後から押し目買いと共に、171円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は105円前後から押し目買いと共に、106円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円158.00161.00
ユーロ円169.30172.20
ユーロドル1.05801.0850
豪ドル円104.50107.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円158.00161.00
ユーロ円169.30172.20
ユーロドル1.05801.0850
豪ドル円104.50107.30
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆159.50(SL160.50買い)
ユーロ円ショート50,000☆170.50(SL171.70買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0690(SL1.0630売り)
豪ドル円ショート50,000☆105.00(SL106.80買い)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000★▼158.00(SL159.50買い)-¥75,000
ユーロ円ショート50,000★▼169.30(SL170.50買い)-¥60,000
2024年6月収支経過(3~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥45,000-¥75,000
ユーロ円+¥115,000-¥60,000
ユーロドル+¥93,900(+$550)
豪ドル円+¥115,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆159.50(SL160.00買い)
ユーロ円売り50,000☆170.50(SL171.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000160.50(SL161.00買い)
ドル円買い50,000158.80
ユーロ円売り50,000171.50(SL172.00買い)
ユーロ円買い50,000169.50
ユーロドル売り50,0001.0780
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,000106.80(SL107.30買い)
豪ドル円買い50,000105.00
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000160.50(SL161.00買い)
ドル円買い50,000158.80
ユーロ円売り50,000171.70(SL172.20買い)
ユーロ円買い50,000170.00
ユーロドル売り50,0001.0770
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,000106.80(SL107.30買い)
豪ドル円買い50,000105.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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