◆ あらためて「米インフレ鈍化」は示されたが… - 米PPI

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マネパ為替分析 日刊レポート

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“上方向”への懸念が拭えない…!?

2024年06月14日

◆ あらためて「米インフレ鈍化」は示されたが… - 米PPI

前日の米CPI同様、昨日の米PPIも“弱め(△0.2%/+2.2%、コアは±0.0%/+2.3%)”となり、「米インフレ鈍化」が示されました。
また同時に発表された新規失業保険申請件数も“10ヶ月ぶりの高水準(24.2万件)”となったことで、「労働市場の緩和」も示唆されています。
このため「米早期利下げ」を改めて織り込み直す動きが先行し、米10年債利回りは“4/1以来水準(4.22%)”へと低下する場面が見られました。
これにつれてドル円も“156.581円”へと値を落とす場面も見られましたが、下値はそこまで…。
「年内利下げ見通し、1回に引き下げ」が前日のFOMCで示されたばかりということもあって下値は限定されており、すぐさま“157円絡み”へと持ち直して、昨日の取引を終えています。


◆ 今週最後のビッグイベントだが… - 日銀会合

こうして“方向感定まらず”が続く中、「日銀政策決定会合」が予定されています。
政策金利は“据え置き”が既定路線と見られますので、ポイントとなるのは「国債買入減額」の有無、あるいは規模ということになります。
ただ「日銀、国債買入減額を検討」とすでに報じられていることを踏まえれば、どこまで反応するかは甚だ微妙といわざるを得ず、かなりの減額規模とならない限りは…?


◆ “放れた方に”がセオリー…!?

テクニカル的に見ると、“20日移動平均線(本日は156.678円)-3日高値(157.468円)”を両極端とするレンジが、終値ベースで“1週間”続いています。
このため放れた方向には“加速する”という可能性が否めませんので、放れた場合には“付いていく”が基本路線ということになります。
ただどちらに放れるかといわれれば…?

植田日銀総裁の記者会見を含め、「日米金利格差縮小」が着実に進行する可能性が示されれば、“下方向(円買い)”に振れると考えます。
ただそうでなければやはり“上方向(ドル買い)”と考えながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
個人的には“材料出尽くし”を含めて、“後者(上方向)”をより警戒していますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※日銀会合が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。

160.200(90/4/17高値、4/29高値《年初来高値》)
160.000(大台)
159.000(大台)
158.545(5/3~5/14-5/16の100%返し)
158.228(4/29~5/3の76.4%戻し)
158.121(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:157.980(5/1高値、+2σ、大台)
上値4:157.715(5/29-30高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:157.468(6/3高値、6/11高値)
上値2:157.373(6/12高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:157.308(6/13高値、+1σ)
前営業日終値:157.029(大台)
下値1:156.678(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:156.559(6/13安値、6/12~6/13の50%押し)
下値3:156.322(6/12~6/13の61.8%押し)
下値4:156.215(ピボット2ndサポート)
下値5:155.969(日足・一目均衡表転換線、-1σ、週足・一目均衡表転換線、大台)
155.874(ピボットローブレイクアウト)
155.712(6/12安値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
155.629(6/4~6/11の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線)
155.550(50日移動平均線)
155.304(-2σ)
155.119(6/7安値)
155.000(大台)
154.783(6/5安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

106.000(大台)
105.415(13/4/11高値、ピボットハイブレイクアウト)
105.208(13/4/12高値)
105.075(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:105.000(大台)
上値4:104.909(4/29高値《年初来高値》、5/29高値、+2σ)
上値3:104.718(6/3高値、6/13高値)
上値2:104.640(ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.442(+1σ)
前営業日終値:104.205
下値1:104.006(20日移動平均線、6/7~6/13の38.2%押し、大台)
下値2:103.852(6/13安値)
下値3:103.832(6/7~6/13の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:103.678(6/12安値、日足・一目均衡表基準線/転換線、6/7~6/13の61.8%押し)
下値5:103.524(6/11安値)
103.417(ピボット2ndサポート)
103.069(6/10安値)
102.982(6/7安値、ピボットローブレイクアウト、大台)
102.845(6/5安値)
102.602(5/13安値、6/4安値)
102.382(5/1~5/29の50%押し、50日移動平均線)
102.070(5/9安値、大台)
101.825(5/8安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、5/1~5/28の61.8%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

205.355(08/8/19高値)
205.000(大台)
205.129(08/8/20高値)
204.581(08/8/22高値)
204.000(大台)
203.767(08/8/25高値)
203.000(大台)
202.849(08/8/26高値)
202.232(08/8/27高値)
202.000(大台)
201.312(6/13高値《年初来高値》、+2σ)
201.000(大台)
200.492(+1σ)
前営業日終値:200.410
200.000(大台)
199.670(6/11安値、6/13安値)
199.740(6/4~6/13の38.2%押し、20日移動平均線)
199.254(6/4~6/13の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
199.000(大台)
198.933(6/10安値)
198.768(6/4~6/13の61.8%押し、-1σ)
198.401(6/7安値)
198.000(大台)
197.894(日足・一目均衡表基準線、-2σ)
197.557(6/5安値)
197.196(6/4安値)
197.000(大台)
196.758(5/17安値)
196.219(50日移動平均線)
196.000(大台)
195.809(週足・一目均衡表転換線)
195.051(5/16安値、大台)
194.820(日足・一目均衡表先行スパン上限)

《10:45》
《11:20、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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