◆ “実質ゼロ回答”… - 日銀会合

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マネパ為替分析 日刊レポート

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引き続き“上方向”への懸念は拭えない…!?

2024年06月17日

◆ “実質ゼロ回答”… - 日銀会合

注目の日銀会合では、想定通りに「政策金利は“据え置き”」となりましたが、「国債買入減額」の方針が打ち出されました。
ただ「次回会合の“予告”」であることから、今回は“実質ゼロ回答”ともいえます。
このためドル円は“158円台(高値は158.256円)”へと一時上昇するなど、“円売り”が進行する場面が見られました。
ただしその後に行われた植田日銀総裁・記者会見では、『相応な規模になる』『7月利上げも当然有り得る』との発言が飛び出しています。
このため再び“157円台”へ押し戻されるなど、“上値の重さ”を引きずったままで先週末の取引を終えています。


◆ 上値を押さえ込んでいるのは「植田総裁発言の効果のみなだけに…


主だったイベントが不在となるだけに、本日はこの「植田総裁発言」に関する“効果の持続性”を見極めるといった展開が想定されるところです。
前記“円売り”には一時振れたものの、その後は対主要通貨で“ほぼ取り戻す”といった動きとなりました。
ただ「日米金利格差縮小」が着実に進行する地合いにはなっておらず、低下していた米10年債利回りも“再び上昇(4.18%→4.24%)”しつつあるのが実状といえます。
そうなると“円売り”を押し止めているのはこの「植田総裁発言」のみということになり、この“効果の持続性”が剥落すると“もう一段”といった展開が拭えなくなってくるからです。

「円買い介入」への思惑もあって“一気の上昇(円売り)”といった展開は想定しづらいとは見ますが、“方向感定まらず”はまだ続いています。
いつ“もう一段の上値模索”につながらないとも限らないということを頭の片隅に残しておきながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

159.000(大台)
158.944(ピボット2ndレジスタンス)
158.545(5/3~5/14-5/16の100%返し)
上値5:158.256(6/14高値、4/29~5/3の76.4%戻し水準)
上値4:158.179(ピボット1stレジスタンス)
上値3:158.043(+2σ、大台)
上値2:157.732(6/14以降の61.8%戻し)
上値1:157.571(6/14以降の50%戻し)
前営業日終値:157.415(+1σ)
下値1:157.284(6/12~6/13の38.2%押し)
下値2:156.984(6/12~6/13の50%押し、大台)
下値3:156.804(6/14安値)
下値4:156.747(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:156.684(6/12~6/13の61.8%押し)
156.559(6/13安値、日足・一目均衡表転換線)
156.064(-1σ、週足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート、大台)
155.932(日足・一目均衡表基準線)
155.712(6/12安値)
155.666(50日移動平均線)
155.400(日足・一目均衡表先行スパン上限、-2σ)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

105.880(ピボットハイブレイクアウト)
105.415(13/4/11高値)
105.338(ピボット2ndレジスタンス)
105.208(13/4/12高値)
上値5:105.000(大台)
上値4:104.909(4/29高値《年初来高値》、5/29高値)
上値3:104.797(6/14高値、+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:104.415(+1σ、6/14高値後の61.8%戻し)
上値1:104.220(6/14高値後の50%戻し)
前営業日終値:104.113
下値1:103.988(20日移動平均線大台)
下値2:103.821(日足・一目均衡表転換線)
下値3:103.731(日足・一目均衡表基準線)
下値4:103.643(6/14安値)
下値5:103.524(6/11安値、ピボット1stサポート)
103.069(6/10安値、ピボット2ndサポート)
102.982(6/7安値、大台)
102.845(6/5安値)
102.602(5/13安値、6/4安値)
102.382(5/1~5/29の50%押し、50日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

202.849(08/8/26高値)
202.232(08/8/27高値)
202.000(大台)
201.610(6/14高値《年初来高値》)
201.147(+2σ)
201.000(大台)
200.584(6/14高値後の61.8%戻し)
200.410(+1σ)
200.267(6/14高値後の50%戻し)
200.000(大台)
前営業日終値:199.670(20日移動平均線)
199.584(日足・一目均衡表転換線)
199.000(大台)
198.923(6/14安値、-1σ、6/4~6/14の61.8%押し水準)
198.401(6/7安値)
198.178(日足・一目均衡表基準線、-2σ)
198.000(大台)
197.557(6/5安値)
197.196(6/4安値)
197.000(大台)
196.758(5/17安値)

《10:50》
《11:30、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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