前週に変わった潮目は、先週も継続…。
“158円台”でスタートしたドル円は、「パウエルFRB議長のハト派寄り発言」を機にさらに値を落としました。
またトランプ前大統領の「ドル高是正発言」、そして河野デジタル相の「日銀利上げ要請発言」も重なったことから、18日には“155.366円”へと値を落とすに至っています。
一方で当該水準には“日足・一目均衡表の雲(本日は155.499-156.226円)”が展開していることもあり、テクニカル的には“下げ渋り”が意識されやすくなっています。
週末には「世界的なシステム障害(クラウドストライク)」を背景にした“リスク回避姿勢”から「米株安(NYダウは377ドル安)」「米国債下落(利回りは上昇)」が見られる中、為替では「基軸通貨買い(ドル買い)」が目立ち、“157.862円”へと押し戻され、概ねそのままの水準にて先週末の取引を終えています。
今週は米年内利下げ回数を見極める上で重要視される「米GDP(25日)」「PCEコア・デフレータ(26日)」が予定されますが、すでに「ブラックアウト期間」に入ったことでどこまで思惑が揺れ動くかは微妙なところ…?
一方で今朝方には「バイデン大統領、大統領選から撤退」との報が流れたものの、次期候補者が決定していない以上は「トランプトレード」がどこまで進行するかも・・・?
「米大統領選」を巡る情勢を睨みながらという神経質な展開が想定されますが、基本的には来週の「日米金融政策」が決定されるまでは“動きづらい”と見るべきかもしれませんね。
もっとも“膠着”というよりも“揺れ動く”と見るのが、やはり妥当とは考えますが…。
《11:45》
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